白髪染め ヘナカラー

ヘナ白髪染めトリートメント究極の無添加~市販の天然100成分を検証

 

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2019/10/03

 

最初に結論から述べてしまいますと、記事のタイトルにもあるように、ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)は「究極の 無添加 化粧品」です。

市販の天然100%ナチュラル・ヘナさえ選んでしまえば、製品に含まれる成分は葉の粉だけで、他に何も含みません。

 

【注】
「ヘナ白髪染めトリートメント」とは、「ヘナカラーには、白髪染め&トリートメントの効果がある」ことを表現する言葉であり、特定の商品名を示すものではありません。

 

多くの化粧品は水を含みますから、雑菌の対策として防腐剤が必要ですし、他の成分とよく混ぜ合わせるために合成界面活性剤も使わなければなりません。

それに対して、ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)は水を含まないのですから、そもそも防腐剤や合成界面活性剤すら必要ないわけです。

 

身のまわりに「無添加」をアピールする化粧品は多くありますが、「究極の無添加」とまで言えないのは、水の存在があるから。

もちろん化粧品だけでなく、食品でも同じことが言えて、うどん粉や蕎麦粉も「究極の 無添加 食品」です。あえて無添加を強力にアピールしないのは、それが当たり前だからなのかもしれません。

 

新幹線が分単位で正確に運用する驚くべき存在なのに、「究極の 交通機関」をアピールしないのと同じでしょうか。

匠(たくみ)というのは、何事もないかのように、神業(かみわざ)をこなしてしまうのですね。

 

出典:新ヘアカラー入門
(日本ヘアカラー協会)
(赤線は当サイト)

 

当記事では、ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)が「究極の無添加」であることを、天然100%市販品で証明しながら、「無添加」をアピールするカラートリートメント製品との違いを成分表から明らかにしていきます。

すでに結論を述べてしまいましたので、本編は淡々としたものになってしまいますが、匠のワザだと思いながら軽く読み進めてください。

 

なお、本物の純粋なヘナの選び方を、1つの記事に整理しましたので、合わせてご覧ください。
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ヘナ白髪染めトリートメントは究極の無添加

ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)の主な成分は、ミソハギ科の植物 ヘナ(ヘンナ)の葉。天然100%のナチュラル市販品なら、まさに「究極の 無添加 化粧品」です。

ヘナカラー(ヘナ白髪染め)の全体像については、以下の記事を参考にしてください。
ヘナカラー(ヘナ白髪染め)~数千年の時を重ね脈々と受け継がれる伝説

 

葉に含まれる色素が、髪の成分(たんぱく質)と結合する性質を持つため、白髪染めとして利用できます。さらに、次のようなメリットもあり、数千年といわれる長い歴史が安全性と有効性を証明しているわけです。

  • トリートメント効果で、髪のツヤが増す
  • 頭皮を育て、髪のハリ・コシが増す
  • リラックス効果がある

 

出典:Wikipedia「ヘンナ」

 

「天然100%のナチュラル・ヘナ」と口で言うのは簡単ですが、現実はそれほど単純なものではありません。

世界中で流通するヘナには、思いもつかないような物質が、混ざっていたりするからです。

 

天然100%市販品の全成分

もともと、雑貨として輸入されていた市販品のヘナは、2001年の薬事法改正で、天然100%であれば化粧品としての登録が可能となりました。

ところが、HC染料や塩基性染料を化粧品に配合することも同時に可能となったため、それらの染料が配合されたヘナも化粧品として流通しているわけです。

 

それだけでなく、本来は医薬部外品への配合しか認められていない酸化染料(いわゆる、ジアミン系の染料)をはじめとして、実にさまざまな物質が混入されているという現状があります。

ヘナの実情を、深く掘りさげました。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ ヘナカラーのデメリット~ヘナをやめたい理由はヘナが原因ではない!

 

出典:新ヘアカラー入門
(日本ヘアカラー協会)
(赤線は当サイト)

 

「天然100%のナチュラル・ヘナ」とは、上表の「ボタニカルカラー(草木染め)」に分類される製品。白髪を染めるのも、トリートメント効果も、すべて植物によるものです。

ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)の成分は、染料としてのヘナ(ヘンナ)およびナンバンアイ葉と、色味を調整するためのハーブ類のみとなります。

 

【補足】
ナンバンアイ葉(インディゴ)とは、亜熱帯地方に生息するマメ科の植物で、葉と茎に含まれる藍色の色素を、染料として利用するものです。ヘナ(ヘンナ)にブレンドして、髪を栗色に染めるためにも使われます。

 

製品に配合されている成分は、じつにシンプルで、染料の葉(画像の緑)とハーブ類(画像の黄、色味の調整用)の粉だけ。使う直前に、お湯で溶いて使用するわけです。

画像の上段は、染料がヘナ(ヘンナ)だけの全成分を示します。下段は、ナンバンアイ葉(インディゴ)を染料として加えた製品の、全成分です。

 

出典:ピア
(緑線と黄線は当サイト)

 

いずれも、成分は植物のみで、他に何も含まれていないことが分かります。これを当たり前と思ってしまえば、後半で登場する製品の成分に、ビックリしてしまうかもしれません。

 

 

カラートリートメントは無添加?

カラートリートメントは、「無添加」「天然由来の成分」「美髪効果」といったキーワードで、「健康的なイメージ」と「ジアミン系の酸化染料(ヘアカラーの薬剤)よりダメージが少ない」ことをアピールする製品です。

3製品を具体例として、全成分を掲載しました。広告と成分表を見て、自分に合う製品を決めようとしても、情報が多過ぎてむずかしいかもしれません。

 

【カラートリートメント その1】出典:サスティ、ケンコーコム

 

【カラートリートメント その2】出典:Jコンテンツ、ケンコーコム

 

【カラートリートメント その3】出典:マイナチュレ

 

豊富な成分

カラートリートメントがアピールするのは、なんといっても豊富な配合成分。とくに、天然由来にこだわる製品が多く、成分表を見ても非常に魅力的といえるでしょう。

 

【カラートリートメント その1】
出典:ケンコーコム
(黄線は当サイト)

 

【カラートリートメント その2】
出典:ケンコーコム
(黄線は当サイト)

 

【カラートリートメント その3】
出典:マイナチュレ
(黄線は当サイト)

 

防腐剤

無添加をかかげる化粧品は、防腐剤の「パラベン」を使用しないことで、安全性をアピールするものが多いようです。

化粧品は水を含むため、雑菌への対策をしなければ腐ってしまいますから、「パラベン」を使用しないのであれば別の成分を使わなければなりません。

 

そのため、カラートリートメントでも多くの場合は、「BG」「エタノール」「フェノキシエタノール」「イソプロピルアルコール(別名、イソプロパノール)」などが使用されるわけです(画像の赤線部分)。

 

【カラートリートメント その1】
出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

【カラートリートメント その2】
出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

【カラートリートメント その3】
出典:マイナチュレ
(赤線は当サイト)

 

ところが、「パラベン」の代わりに配合する防腐剤には、2つの問題があります。1つめは肌に対する刺激性の影響で、アルコール系を防腐剤として使用している場合、敏感肌の人は注意が必要となります。

2つめは使用する薬剤が持つ有害性の影響で、「エタノール」「フェノキシエタノール」「イソプロピルアルコール(別名、イソプロパノール)」には「眼に対する重篤な損傷性・刺激性」、「エタノール」「イソプロピルアルコール(別名、イソプロパノール)」には「発がん性」が認められます(出典:厚生労働省 職場の安全サイト)。

 

「パラベン」であれば問題ないのに、「パラベン」を使用しないことで生じた矛盾といえます。このような現象は、化粧品の歴史が生んだジレンマといえるかもしれません。

無添加の矛盾を徹底的に整理しましたので、詳しくは以下を参考にしてください。
⇒ 白髪染めトリートメントに無添加オーガニックは何の価値もありません!

 

合成界面活性剤

いくら「無添加」をアピールしても、化粧品は「水+多くの成分」でできていますから、成分を混ぜ合わせるために合成界面活性剤も必要となってしまいます。

合成界面活性剤には賛否両論あるようですが、ここでは「無添加といっても、合成界面活性剤は配合されている」ということだけ確認しておきます(画像の青線)。

 

【カラートリートメント その1】
出典:ケンコーコム
(青線は当サイト)

 

【カラートリートメント その2】
出典:ケンコーコム
(青線は当サイト)

 

【カラートリートメント その3】
出典:マイナチュレ
(青線は当サイト)

 

染料

植物由来の染料が配合されるカラートリートメントでも、じっさいに白髪を染めるのは化学染料で、なかでも「HC染料」「塩基性染料」を使用する製品が多いようです。

これらの染料は、白髪染め(ヘアカラー)のような髪へのダメージはありませんが、アレルギー性接触皮膚炎のリスクはジアミン系と同等以上です。

 

つまり、皮膚(頭皮や顔など)に被害が多く発生している原因は、配合する化学染料にある可能性が高いといえます。特に、具体例の3製品で共通して使用される「HC 青2」「HC 黄4」「塩基性 青99」は、名指しでリスクを指摘されているものです。

ちなみに、カラートリートメント「その1」「その2」に配合されている「4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール」は、「HC赤2(HC染料)」の成分表示名となります。

 

「ノンジアミン」が安全性を意味しない根拠を、徹底的に整理しました。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪染めトリートメント~ノンジアミンも染料リスクはジアミンと同じ!

 

【カラートリートメント その1】
出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

【カラートリートメント その2】
出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

【カラートリートメント その3】
出典:マイナチュレ
(赤線は当サイト)

 

ヘナ白髪染めトリートメントは究極の無添加~まとめ

ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)は、まさに「究極の 無添加 化粧品」、天然100%であれば成分は葉(染料、色味の調整)の粉だけですから、リスクがあるとすれば「植物アレルギー」だけです。

成分で比較してしまえば、ヘナ白髪染めトリートメント(ヘナカラー)とカラートリートメントの違いは、異次元といえるでしょう。

 

「天然100%のナチュラル・ヘナ」を選ぶことさえできれば、化学物質のリスクは完全にゼロ、髪の土台である頭皮にダメージを蓄積することは全くありません。

数千年前から世界中で利用されてきた、人類の歴史が安全性と有効性を証明する、理想的なトリートメントなのです。

  • 自然の色素成分で、白髪が染まる。
  • トリートメント効果で、髪のツヤが増す。
  • 抗酸化力で頭皮が健康になり、髪のハリ・コシが増す。

 

長い期間にわたって使用する白髪染め、あらためて美髪の基本=健康な頭皮を、選ぶ基準の最優先としたいものです。

自宅で手軽に使えますから、美容院に比べて圧倒的に経済的ですし、時間的な自由度も増すことになりますよ。

 

本物の純粋なヘナについては、以下をご覧ください。
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