白髪染め

ヘナ白髪染めの効果と頻度や保管方法~デメリットへの対応策も!

2018/08/17

髪を染める際には、どうしても髪を傷めることがつきまとってしまいます。いっぽうで、頭に浮かんでくるのがヘナのイメージ。

天然成分100%、健康的、アーユルヴェーダ、髪のうるおいとツヤ・・・

おもわず期待が膨らんでしまうヘナとは、どのようなものなのか、匂いや手間を考えても現実的なのか、イロハのイから追いかけてみます。

まず最初に参考とするのは、平成15年(2003年)に(株)祥伝社から発行されたムック本「はじめての ヘナ バイブル 白髪、抜け毛、傷んだ髪を回復し、生き生き蘇らせる奇跡の染料」。

はじめてのヘナバイブル 表紙

今回の記事で整理した内容をベースと考えて、さらに新たな書籍を追いながら違いを確認していきます。のちに比較していくベースとなるものですから、例えば「欧米でも流行の」とか「クレオパトラも使っていた」のような、お飾り的な情報にはいっさい触れません。

歴史のある染料なので、この本だけでヘナの全貌が分かってしまうような気もしますけど。。。

ヘナ白髪染めの効果と頻度や保管方法

天然の素材とはいえ、白髪染めでありながらトリートメント効果まであるという、まるで夢のようなヘナ。2つの効果を発揮するのは、どのような仕組みによるのか、頻度や保管方法など、順にひも解いていきましょう。

 

2つの効果とメカニズム

何も知らずにヘナの粉を見ると、まるで抹茶。そのヘナに白髪染めの効果があるのは、なぜなのでしょうか。

ミソハギ科の植物ヘナは、学名「ローソニア(Lawsonia)」、和名「シコウカ(指甲花)」。英語名「Henna」から、日本では「ヘナ」または「ヘンナ」と呼ばれます。

ヘナの葉に含まれる「ローソン(Lawsone)」は、赤色の色素を含んでいて、髪の毛のケラチン(たんぱく質)と反応してからみつく性質を持つそうです。

そのため、化学成分を含まない白髪染めとして利用できるというわけです。

さらに特徴的なのは、植物のヘナに含まれる繊維質。キューティクルのすきまから入りこんで、髪の毛の表面をなめらかな状態に整えます。つまり、ダメージヘアのトリートメント剤としての効果もあるということです。まさに、一石二鳥。

各地で栽培されていますが、インドのラジャスタン地方のものが最高級品とされています。

染め方はかんたんで、ヘナの粉を水で溶いて髪の毛につけたら頭全体をラップで包み、30分~1時間ほどしてからよく洗い流すだけです。

 

色について

ヘナによって白髪はオレンジ色に染まる、ということを覚えておきましょう。そのため白髪の分量が、およそ20%未満の人に向いているとか。ちなみに、黒髪は染まりません。

「ヘナバイブル」ではインディゴをブレンドして自然な栗色やこげ茶色に染めたり、コーヒーを混ぜあわせて落ち着いた茶色に染める方法も紹介しています。詳しい内容は割愛しますが、天然成分のまま色の幅を広げる方法はありそうです。

【補足】
インディゴはマメ科の低木で、東南アジアから亜熱帯地方に分布する植物。葉と茎に藍色の染料が含まれ、ジーンズの染料として有名です。

 

頻度について

ヘナが白髪に入りこんで染めるため、退色はほとんどないようです。健康な髪の毛で、トリートメント効果の目安は約1ヶ月ケアを心がける場合は1週間に1回程度が理想的といえます。

 

ヘアマニキュアとの違い

マニキュアがつめの表面に塗っているだけなのと同じように、ヘアマニキュアは白髪の表面に塗っているだけですから、一時的にキレイに見えるだけです。

ヘナは白髪の中に浸透して染めたりトリートメント効果を得るものですから、メカニズムとしてヘアマニキュアとは異なるものです。

 

ヘナを作るときの水

どんな水でも使用できますが、水道水よりはミネラルウォーター、軟水よりは硬水のほうが色の入りやトリートメント効果は高まるようです。

 

保管方法と期限

直射日光を避けて、なるべく涼しい湿気のないところで保管。小麦粉などの粉類を保管する方法と同じ、と考えておけば良さそうです。

品質保持期限は特に設けられていませんが、念のため開封後1年以内の使用を目安にしたほうが良いでしょう。

水に溶いたヘナでも水が腐るまでは保管できますが、溶いたヘナと保管容器との間に空気があると腐りやすいので、できるだけすき間を作らないよう注意してください。

 

ヘナ白髪染めの注意点

商品として販売されているヘナには、天然成分100%の純粋なヘナだけではなく、化学物質が配合されているものもあります。白髪染めの目的や体質に合った商品を選ぶことはもちろん必要ですが、使用にあたって注意していただきたいことがあります。

そもそも植物アレルギーの方は、トラブルを防ぐため使用しないで下さい。

そうでない方も、使用前のパッチテスト(48時間の放置)は必須です。もし赤く腫れたりかゆくなったりしたら、使用は中止して下さい。

二の腕の内側に少しつけて
絆創膏を貼る

ヘナは、白髪をオレンジ色に染めるものです。ヘアカラーのように、黒髪を思い通りの色に染めることはできません。

「ヘナバイブル」は複数の記事で、ヘナの安全性に関する注意を呼びかけています。特に気をつけなけばならないのが、「ヘナは安全!」という漠然とした認識です。

天然100%のヘナがどのようなものなのか、それを知らないまま「ヘナ」という言葉に安心してしまうケースが多々あるからです。「ヘナだから安心して使ったのに、かぶれた、ピリピリした。」ということがおこるのはなぜでしょうか。

ヘナを使用すると、白髪はオレンジ色にしか染まりません。黒や茶色に染まることは、あり得ないのです。

ということは、ブラックヘナやブラウンヘナなど白髪を黒や茶色に染めるものには、何らかの化学的な物質が含まれているはずなのです。

それは美容院でも同様で、天然100%といいながら有害な化学成分が混ざっている場合もあるようだと述べられています。

何度でも繰り返しますが、天然100%のヘナでさえ、かぶれることはあり得るのです。白髪染めに含まれる成分には、くれぐれも意識をかたむけるよう心がけてください。

 

ヘナ白髪染めのデメリットと対応方法

白髪を染めながらトリートメント効果も期待できる、ヘナ。理想的な白髪染めのようですが、使い方によっては思った効果を得られないこともあります。ヘナのデメリットと割り切ってしまう前に、正しい使い方をしているのかどうかチェックしてみましょう。

うまく染まらない

ヘナを使用する直前に洗髪をして、髪の毛についたほこりや脂分を取り除きます。ここで注意が必要なのは、市販のリンスやトリートメントを使わないといことです。

なぜなら、市販のリンスやトリートメントにはコーティング剤が含まれることが多いため、ヘナが髪の毛に浸透しにくくなってしまうからです。

ヘナで白髪を染める際は、放置時間が長いほどトリートメント効果も期待できます。

 

独特な匂い

化学物質が配合されたヘナには油臭いものもあるようですが、天然100%のヘナは抹茶やいぐさに似た匂いがします。本来の匂いも苦手という方は、コーヒーやスパイスを加えることで、ヘナの独特な匂いを緩和する方法もあるそうです。

 

色落ち

ヘナを使用した当日から翌日までは落ちてくるので、特に髪の長い方はヘナが髪の毛の奥に残らないよう、シャンプーを念入りに行なったほうが良いでしょう。

 

頭皮への着色

一時的に頭皮がオレンジ色に染まることはありますが、その他の皮膚と比べて頭皮は汗腺や脂腺が圧倒的に多いため、着色しても定着はしにくいといえそうです。2~3回のシャンプーで、洗い流されて薄くなっていきます。

 

頭皮いがいの着色

あらかじめ油性クリームを顔の周りに塗っておくなど、髪の毛の周りの皮膚にヘナがつかないようにするのは大前提。

もしついた場合は、ぬるま湯などを使い毛穴を充分に開いて、洗い流すと早く落ちます。肌に色が着いても、1週間ほどで自然に落ちていくようです。

 

服についた場合

素材が木綿であれば、ヘナが繊維の内部と結合するため落ちません。白髪を染める時は、多少はついてもかまわない服を着てください。また、ヘナをキチンと洗い流すことがヘナを使用する際のポイントとなります。

 

つめがオレンジ色に

肌に着色した場合は3日~1週間ほどで消えますから問題ありませんが、つめは髪の毛と同じたんぱく質でできているので、染まったオレンジ色はなかなか落ちません。

ヘナを使用する際は、必ず手袋をしましょう!

-白髪染め