白髪染め ヘナカラー

白髪染めの種類と違いや選び方~どれがいいかは染料の品質で単純明快!

白髪を気にせず、ストレスのない快適な毎日!
ヘナカラーしながら頭皮と髪を再生してストレスのない快適な毎日を!

2019/10/03

 

NPO法人 日本ヘアカラー協会(JHCA)によって、2016年3月に発行された「新ヘアカラー入門」。 全国の美容院で組織するJHCAが、美容師向けに編集したものです。

白髪染め製品の種類を、もれなく取りあげているので、当記事ではこの分類を参考にしながら進めていくことにします。

 

出典:新ヘアカラー入門
(赤線は当サイト)

 

白髪染めの製品は多彩なので魅力的とはいえ、利用者からすれば何が自分に合うのか、選ぶのに大変と考える人も多いでしょう。迷ってしまう理由は単純で、商品の広告を見てしまうからです。

あらためて上の表に着目すると、製品を決めるための重大なヒントが示されていることに気づきます。つまり、白髪染め製品の特長を決定するのは、あくまでも「染料」なのです。

 

当記事の目的は、白髪染めの種類と違いを整理したうえで、主役である「染料」のリスクを明らかにすることです。選び方の優先順位を染料と決めてしまえば、どれがいいか迷いは全くなくなるでしょう。

  • ヘアカラー(白髪染め、おしゃれ染め)
  • ヘアマニキュア
  • カラートリートメント
  • ボタニカルカラー(草木染め)
  • カラースプレー

 

結論だけ先に述べてしまうと、答えは迷うことなく「ボタニカルカラー(草木染め)」しか残りません。染料だけを見てしまえば、どのように見ても他はあり得ないのです。

手持ちの白髪染めが残っていると、変えるのに勇気が必要でしょうが、長く使用するものですから、早めに切り替えられることをオススメします。

 

なお、白髪染めの違いをさらに深く掘りさげて、1つの記事にしましたので合わせてご覧ください。
白髪対策をしながら頭皮と髪を再生してストレスのない快適な毎日を!

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白髪染めの種類と違い

白髪染めの種類と違いを比べるとき、特にメリットとデメリットについては注意が必要です。

なぜならば、そもそもメリット・デメリットとは、何かの判断基準があるから生じるのであって、基準がなければ良いも悪いもありません。

 

たとえば、「すぐに染まるけれども、明日には髪がなくなります。」という製品でも、今日のことだけが重要であれば、「短い時間で染まる」ことにメリットを感じるかもしれません。

「染めるのに1時間ほどかかりますが、髪にはツヤ・コシ・ハリが増します。」と言われても、染めるのに時間をかけたくなければデメリットなのです。10分だろうが1時間だろうが、たいして変わらないでしょ、という人もいるでしょう。

 

 

当記事で掲載する各製品のメリットとデメリットについては、主観によって変わる項目はできるだけ避けて、記述を最小限におさえました。

冒頭でも述べたように、あくまでも染料を判断の基準としたほうが、ブレないはずだというのが当記事の考え方です。

 

なお、パッチテストはアレルギーの有無を確認するためのものですから、どの製品を使用する場合でも必要であり、各製品のメリット・デメリットには記述しません。

髪を染める仕組みも掲載しますので、髪の構造を以下の図で確認してから読み進めてください。髪は外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの3層で、メラニン色素はコルテックスに多く含まれます。

 

 

出典:2014年1月30日 化学同人発行
放射光が拓く化学の現在と未来

 

白髪染め(ヘアカラー)

白髪を暗く染める「白髪染め」から、明るく染める「おしゃれ染め」まで、色のラインナップが豊富で色持ちも良いのが白髪染め(ヘアカラー)の特長です。

1剤と2剤を混ぜあわせて使用するもので、白髪染め製品として発明されたのは1883年ですから、世界中でじつに100年以上もの実績があります。

 

他製品との違い

他製品との違いは、強力な染毛力。多くの実績があるということは、それだけメリットがあるからなのですが、すでに危険物質としての定評さえあるのも事実です。

 

【メリット】

  • 一回で、よく染まる
  • 色のラインナップが豊富
  • 色持ちが良い(1~3ケ月)

 

【デメリット】

  • 髪や頭皮のダメージが大きい
  • 薬剤を均等に塗る技術がないと、色ムラになる
  • 髪質で仕上がりの色味が違う(思った色になりにくい)

 

染める仕組み

3種類の薬剤による化学反応を組み合わせて、髪を脱色したうえで髪の内部から着色します。

  • 1剤:酸化染毛剤(パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、など)
  • 1剤:アルカリ剤(強アンモニア水)
  • 2剤:過酸化水素

 

出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

1剤のアルカリ剤がキューティクルを開いて、薬剤を髪の中まで浸透させ、髪の内部では薬剤の化学反応によって、次のような作用を得ることができます。

  • アルカリ剤と過酸化水素の反応で発生した酸素が、メラニン色素を分解して髪を脱色する。
  • 酸化染毛剤と酸素が反応して、髪の内部で発色する。

 

出典:新ヘアカラー入門

 

染料のリスク

2009年3月に日本毛髪科学協会が発行した、「新ヘア・サイエンス」。この図書では、2剤方式によるヘアカラー製品のリスクを詳しく解説しています。

 

【頭皮のダメージ】

1剤のアルカリ剤、および2剤の過酸化水素による、一次刺激性皮膚炎のおそれ。1剤の酸化染毛剤による、アレルギー性皮膚炎のおそれ。

酸化染毛剤のリスクは、ジアミン系の副作用として、あまりにも有名です。

 

【髪のダメージ】

アルカリ剤と過酸化水素で発生する酸素は、メラニン色素だけでなく髪の成分であるたんぱく質を分解する作用があります。

 

 

 

以上の出典:新ヘア・サイエンス

 

 

以上の出典:消費者庁
(赤線は当サイト)

 

さらに、過酸化水素は「発がん性物質」でもあります。

 

出典:厚生労働省
(赤線は当サイト)

 

ヘアマニキュア

白髪染め(ヘアカラー)とは違い、髪の表面を染料で包んでコーティングする製品です。

髪の内部を分解するような作用がないため、髪へのダメージはほぼないといえるでしょう。

 

他製品との違い

他製品との違いは、白髪染め(ヘアカラー)を除けば、色持ちが比較的長いこと。髪の表面をコーティングすることでツヤが生まれ、紫外線などから保護する作用も期待できます。

 

【メリット】

  • ヘアカラーに比べ、ダメージは少ない
  • 一回で染まる
  • 手軽に使える

 

【デメリット】

  • 頭皮や肌に染料がつくと取れない
  • 脱色しないので、明るい髪色にならない
  • ヘアカラーに比べ、色落ち、色移りしやすい(3~4週間)

 

染める仕組み

酸性染料(タール色素)の電気的な性質を利用して、染料を髪の表面に付着させます。

 

出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

ヘアマニキュアを塗ると、髪の表面が電気的にプラス(+)の状態になります。酸性染料(タール色素)は、電気的にマイナス(-)の性質を持つため、染料が髪の表面と結合するという仕組みです。

 

出典:新ヘアカラー入門

 

染料のリスク

酸性染料(タール色素)は皮膚につくと取れにくく、発がん性も認められていますから、使用する場合は頭皮などにつかないよう注意が必要です。

 

出典:Wikipedia「タール色素」
(赤線は当サイト)

 

カラートリートメント

ジアミン系の被害が表面化した白髪染め(ヘアカラー)に対して、「無添加」「天然由来の成分」などで美髪効果をアピールする製品です。

2001年の規制緩和によって、化粧品にHC染料と塩基性染料の配合が認められました。じつは、カラートリートメントと呼ばれる多くの商品は、これら2つの化学染料で白髪を染めています。

 

出典:サスティ

 

出典:Jコンテンツ

 

出典:マイナチュレ

 

他製品との違い

他製品との違いは、配合する成分が多彩なこと。成分の由来や無添加へのこだわりがある方には、目がくらむほど成分の多いジャンルです。

ただし、HC染料塩基性染料で白髪を染めることは、ほぼすべての製品に共通する特徴ともいえます。

 

【メリット】

  • ヘアカラーに比べ、ダメージは少ない
  • 放置時間が短く、毎日手軽に使える
  • 香りが良い

 

【デメリット】

  • 一度では染まらない(少しづつ色が定着)
  • 脱色しないので、明るい髪色にならない
  • ヘアカラーに比べ、色落ち、色移りしやすい(2~3週間)

 

染める仕組み

塩基性染料は電気的な性質を利用して、HC染料は直接染料として、染料を髪の表面に付着させるものです。

2つの染料を併用する製品が多い理由は、HC染料の分子が小さく、キューティクルの隙間から髪に入りこみやすいためと考えられます。

 

出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

出典:マイナチュレ
(赤線は当サイト)

 

カラートリートメントを塗ると、髪の表面が電気的にマイナス(-)の状態になります。塩基性染料は電気的にプラス(+)の性質を持つため、染料が髪の表面と結合するという仕組みです。

HC染料は、直接染料として、髪の表面を包みこみます。

 

出典:新ヘアカラー入門

 

染料のリスク

2001年の規制緩和から4年後の2005年には、東京都健康安全研究センターの論文で、「HC染料および塩基性染料には、パラフェニレンジアミンよりもアレルギーを引きおこすおそれが高いものもある」とレポートされています。

この論文で、具体例として掲載されたのは、以下の染料です(カッコ内は、論文の略称)。

  • 塩基性染料:塩基性 青99(BB99)、塩基性 茶17(BB17)
  • HC染料:HC 青2(HB2)、HC 赤3(HR3)、HC 黄2(HY2)、HC 黄4(HY4)、HC 黄5(HY5)

 

これらのうち、「HC 青2」「HC 黄4」「塩基性 青99」は、さきほど掲載した製品に共通して配合されている成分であることが分かります。

 

出典:東京都健康安全研究センター
(赤線は当サイト)

 

カラートリートメントのリスクを、徹底的に掘りさげました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
白髪染めトリートメント~ノンジアミンも染料リスクはジアミンと同じ!

 

ボタニカルカラー(草木染め)

冒頭で述べたように、植物由来だから安全とはかぎりません。

白髪染めとして、長い歴史が安全性を証明しているのは、「ミソハギ科の植物 ヘナ」でしょう。

 

ヘナカラー(ヘナ白髪染め)の全体像については、以下の記事を参考にしてください。
ヘナカラー(ヘナ白髪染め)~数千年の時を重ね脈々と受け継がれる伝説

 

他製品との違い

他製品との違いは、「天然100%のナチュラル・ヘナカラー」であれば、化学物質によるダメージは完全にゼロということ。

ただし、さまざまな成分の混ざった製品が、世界中に流通していますから、注意が必要です。

 

【メリット】

  • 髪のツヤが増す
  • 頭皮を育て、髪のハリ・コシが増す
  • リラックス効果がある

 

【デメリット】

  • 粉や髪の質、体調などによって、染まり具合が微妙に異なる
  • 染めたあと数日は、髪が濡れていると多少の匂いはする
  • ヘアカラーに比べ、色落ち、色移りしやすい(2~3週間)

 

染める仕組み

ヘナの葉に含まれる「ローソン(Lawsone)」は、赤橙色の色素を含んでいて、髪の毛のケラチン(たんぱく質)と反応して結合する性質を持ちます。

そのため、白髪染めとして利用できるとともに、繊維質がキューティクルのすきまから入りこんで、髪の毛の表面をなめらかな状態に整えるわけです。つまり、「白髪染め&トリートメント剤」2つの効果があるということになります。

 

出典:ピア
(赤線は当サイト)

 

染料のリスク

リスクがあるとすれば、「植物アレルギー」のみです。

粉だけで水を含みませんから、防腐剤や合成界面活性剤などを配合する必要が全くありません。使用する直前に、お湯と混ぜてペースト状にしてから髪に塗ります。

 

カラースプレー

1日だけ白髪を隠すようなとき、髪に色をつけるスプレーです。

 

他製品との違い

他製品との違いは、シャンプーですぐに落ちること。急なお出かけなど、白髪を染める時間がないときに緊急用として利用します。

 

【メリット】

  • 手軽に白髪を隠せる
  • 持ち運びが便利で、外出先でも使いやすい

 

【デメリット】

  • 雨などで、衣類に色移りすることがある
  • 髪が少し固まることがある

 

染める仕組み

他の白髪染め製品と異なり、髪の表面に色をのせるものです。

 

出典:ケンコーコム
(赤線は当サイト)

 

染料のリスク

タール色素を使う場合が多く、製品によっては「カーボンブラック」も配合されています。

タール色素の注意点については、ヘアマニキュアで述べました。カーボンブラックは、発がん性を持つ可能性があるので要注意です。

 

出典:Wikipedia「カーボンブラック」
(赤線は当サイト)

 

白髪染めの選び方~どれがいい?

後半では、多くの白髪染め関連製品について、選び方の基準を何に置いて、結局どれがいいのか、単純明快に整理します。

これまで見てきたように、白髪染めの主役であり、髪や頭皮に最も大きなインパクトを与えるのは「染料」なのです。

 

選び方

冒頭で結論を述べてしまいましたが、「染料」を選び方の基準と考えてしまえば、もはや答えは明らかといえます。

ボタニカルカラー(草木染め)を除けば、髪を染めるための化学物質がおよぼす、頭皮(髪の土台)へのリスクがあまりにも大きすぎるのです。

  • 白髪染め(ヘアカラー):一時刺激性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、発がん性
  • ヘアマニキュア:発がん性
  • カラートリートメント:アレルギー性皮膚炎
  • カラースプレー:発がん性

 

これらを知ったうえで、長く使用を続けるというのは、無謀ともいえるでしょう。当サイトとしては、とてもオススメすることはできません。

 

どれがいい?

どれがいいのか、その答えは「天然100%のナチュラル・ヘナカラー」です。

最後に、もう一度あらためて、ヘナカラーの特徴を簡単に整理しておきましょう。

 

人類の歴史が証明

ボディ・ペイント、毛髪の染色、トリートメント用、薬草などとして、数千年前から世界中で利用されてきたといわれます。

まさに、人類の歴史が、その有効性と安全性を証明しているのです。

 

化学物質のリスクはゼロ

「天然100%のナチュラル染料」であれば安心・安全、化学物質によるリスクは完全にゼロです。

白髪染めと付き合う期間は長いので、髪の土台である頭皮にダメージを蓄積しない染料を選んでください。

 

髪のツヤ・ハリ・コシを増す

髪のトリートメント効果によってツヤが増すだけでなく、抗酸化力で頭皮を健やかにして、髪のハリコシを増す効果さえあります。

美髪の基本は頭皮にあるということを、選び方の基準として、あらためて心得ておきたいものです。

 

経済的、時間の自由度が増す

手軽に自宅で「白髪染め&トリートメント」できますから、美容院で施術することに比べると圧倒的に経済的

さらに、美容院に通う必要がありませんから、時間的な自由度も増すことになります。

 

さらに詳しい内容は、以下をご覧ください。
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