白髪の原因 白髪とストレス

白髪の原因を若い10代20代で解明!若年とストレスや病気の関係とは

白髪を気にせず、ストレスのない快適な毎日!
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

2019/07/28

 

若白髪の人は頭が良い、才能があふれている、金持ちになるとか言われますが、お金よりも黒髪が欲しいというかたも多いと思います。

「世間のうわさ話」や「昔からの言い伝え」はいったん置いておき、冷静に事実を見つめてみませんか。科学の世界では、若白髪をどのように見ているのでしょう。

 

3つの情報を手がかりにして、若白髪を科学してみます。1つ目は「南山堂 医学大辞典」、2つ目は「毛の悩みに応える 皮膚科診療」、3つ目は「日本臨床皮膚科医会雑誌」。

いずれも、医学の専門家による著作のため、医学用語だらけです。内容を分析しなければなりません。

 

 

とはいえ、解読したあかつきには、世間のうわさ話に振り回されることはなくなるはずです。自分の頭髪がどのような状態にあるのか、理解していただけるはずです。

こむずかしいかもしれませんが、医学書をひもとくことは人生でもめったにないので、しばらくのあいだ、おつき合いください。

 

なお、白髪対策の解決法については、以下をご覧ください。
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

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若い10代20代の白髪~その1

「南山堂 医学大辞典」では、若い10代20代の白髪を、どのように見ているのでしょうか。この図書は、医学・医療の業界で、60年以上にわたって広く信頼を得ているものです。

日本において初めて、日本人によって作成された総合的な医学専門辞典で、日本で最も定評があると言われています。以下に掲載するのは、最新版(第20版)の序文と、白髪(医学用語では「白毛(はくもう)」)の解説部分です。

 

出典:南山堂 医学大辞典 序文

 

 

分類として大きくは、「先天性白毛」と「後天性限局性白毛」に分かれています。「限局性」というのは、「限られた部分の、境界線がはっきりしている」という意味です。

内容は、のちほど意訳します。「先天性白毛」は生まれつきのものなので、この記事では説明しません。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪の原因と遺伝の解明!医学大辞典「先天性白毛」の全文を解読する

 

若い10代20代の白髪~その2

2つ目の「毛の悩みに応える 皮膚科診療」では、若い10代20代の白髪を、どのように見ているのでしょうか。この図書は、23名の医学専門家が執筆された論文集です。

2006年6月8日に南山堂が出版し、大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座の板見智 教授と京都大学大学院医学研究科皮膚科学の宮地良樹 教授による監修です。

 

 

この図書の145ページには、次のような記述があります。

 

年齢を重ねることによって増えてくる白髪は、一般的には30代後半から50代にかけて始まります。ただし個人差が大きくて、20代や30代前半に白髪が生えることもよくあります。

若い10代から20代までの間に白髪が目立つ場合には、若白髪と呼びます。

だいたいの基準としては、50歳までに約50%以上の毛髪が白髪の人は、約50%を占めるといわれています。

出典:毛の悩みに応える 皮膚科診療
145ページ

 

以上が、日本人の平均的な白髪のようすと考えれば良いでしょう。20代で白髪があるとしても、まれなことではないそうです。

文章にあるように、若白髪とは、若い10代から20代までで白髪の目立つ状態といえます。

 

次に、分類表の部分です。さきほど出てきた「限局性」の反対語が「汎発性」で、「頭全体または全身におよぶ」という意味。「びまん性」も部分的ではなくて、「全体的な」という意味です。

今回は白髪の場所がどこであれ、若い10代や20代の人に生える白髪を対象としますので、「限局性」「汎発性」ともに可能性があります。

 

限局性にあって汎発性にないものは、母斑性疾患と円形脱毛症です。母斑性疾患というのは、いわゆる「ほくろ」のことなので、今回の記事では説明しません。

分類表の中にある難病関連も、この記事では説明しません。詳しくは、先ほど添付した「先天性白毛」の記事を参考にしてください。

 

若い10代20代の白髪~その3

3つ目の「老化と毛髪変化」では、若い10代20代の白髪を、どのように見ているのでしょうか。この論文は、インターネットでも入手することができます。

「日本臨床皮膚科医会雑誌 第22回三支部合同学術集会 Vol.24 No.3 2007 221ページ」から始まる「老化と毛髪変化」という論文で、著者は新潟大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学の伊藤雅章 教授です。

 

以下の赤線部分で示したように、「家族性早期白髪」は南山堂の医学大辞典に合わせて、「優性遺伝」と読み替えます。

 

 

白髪対策の解決法については、「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、ご覧ください。

 

若い10代20代の白髪~ストレスや病気との関係

3つの情報をもとに、若い10代20代の白髪に対する医学の見かたを整理すると、次のようになります。整理した情報から、原因を解明してみましょう。

 

1 優性遺伝によるもの

2 自己免疫疾患という病気によるもの

  尋常性白斑、フォークト・小柳・原田病、円形脱毛症、ビタミンB12欠乏症(悪性貧血)、甲状腺機能亢進症(内分泌障害の1つ)

3 体のはたらきが弱まる病気によるもの

  栄養障害、吸収不全症候群

4 物理化学的障害(放射線など)、クロロキンなどの薬剤

5 神経疾患、精神的ショック

 

1 優性遺伝によるもの

優性遺伝については、「若白髪の謎に挑戦【毛髪の科学】全3回シリーズ」で特集しました。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
⇒ 白髪の原因は遺伝?若い男性(10代で若白髪の男)の研究結果とは!

 

2 自己免疫疾患という病気によるもの

免疫反応とは、通常の場合、外敵に対して行うものです。ところが、何らかのきっかけから、自分の細胞に対して攻撃を加えるようになってしまうのが、自己免疫疾患です。

攻撃が、「毛髪を作り出す毛母細胞」に対して行なわれると、脱毛します。また、「黒色の色素(ユーメラニン)を作り出す色素細胞(メラノサイト)」に対して行なわれると、白髪になるのです。

 

尋常性白斑は、肌にできる白い斑点で、別名をシロナマズといいます。色素細胞(メラノサイト)が働かなくなるため、肌も毛髪も白くなります。

「遺伝、自己免疫疾患、環境要因の組み合わせにより、引き起こされると示唆されている。」(出典:Wikipedia「尋常性白斑」)という記述のとおり、自己免疫疾患です。

 

フォークト・小柳・原田病は、「フォークト・小柳・原田病またはフォークト・小柳・原田症候群。メラノサイトに対する、自己免疫疾患である。」(出典:Wikipedia「原田病」)という記述のとおり、自己免疫疾患です。

 

円形脱毛症は長いあいだ、「ストレスが原因」といわれてきました。ところが最近になって、「重いタイプ」の円形脱毛症は、自己免疫疾患であることが確定的になったそうです。

強い精神的ストレスだけでなく、ウイルス感染、疲労、出産、外傷などさまざまなことがきっかけ(引き金)となって、発症すると記述されています。

 

 

ビタミンB12欠乏症(悪性貧血)は、「壁細胞も自己免疫によって攻撃されて結果的に消滅していく」(出典:Wikipedia「悪性貧血」)という記述のとおり、自己免疫疾患です。壁細胞とは、胃の細胞の1つです。

甲状腺機能亢進症には、「甲状腺機能亢進症の原因として多いのはバセドウ病である。これは甲状腺刺激ホルモン容体に対する抗体によっておこる自己免疫疾患である。」(出典:Wikipedia「甲状腺機能亢進症」)という記述のとおり、自己免疫疾患です。

 

3 体のはたらきが弱まる病気によるもの

栄養障害とは、「栄養素の欠乏のため、正常な代謝がおかされたときに生じる病態」(出典:ブリタニカ国際大百科事典「栄養障害」)です。栄養不足だけでなく、栄養を摂りすぎる場合も含まれるそうです。

吸収不全症候群は、「小腸の栄養素吸収機能の障害」(出典:ブリタニカ国際大百科事典「吸収障害症候群」)です。すでに、命にかかわる症状が現れるレベルまできています。

 

4 物理化学的障害(放射線など)、クロロキンなどの薬剤

ストレスとは、「物理的ストレス(寒冷、騒音、放射線など)、化学的ストレス(酸素、薬物など)、生物的ストレス(炎症、感染など)、心理的ストレス(怒り、不安など)に分類されます」(出典:Wikipedia「ストレス」)。

このうち、物理的ストレスと化学的ストレスによって、白髪の発生する場合があることを示しています。

 

クロロキンはもともと炎症をおさえる薬ですが、白髪が生えることにもつながるようです。

 

5 神経疾患は、「脳・脊髄・末梢神経などに障害を引き起こす病気の総称」(出典:小学館「神経疾患」)です。

そして、精神的ショックに伴う白髪が医学大辞典に記述されています。病気の最後に登場する項目ですから、ショックの大きさたるや尋常のレベルではないと考えられます。

寿命をすり減らすような精神的ショックを受け続けると、白髪を伴うようです。

 

若い10代20代の白髪~本当の原因

若い10代20代の白髪にも、想像を絶する範囲のあることが分かりました。整理した項目に該当する人は、白髪を気にする前に、病院に行かれることをおすすめします。

日常的に感じる心理的ストレスは、白髪とは関係ありません。白髪につながるとすれば、病ともいえる重い精神的ショック、または物理的・化学的ストレスです。

 

特に注目していただきたいのは、円形脱毛症で説明した「原因」と「引き金」の違いの部分。優性遺伝や各種の病気などは白髪の原因ではなく、「引き金」だということです。

一般的な白髪も、若い10代20代の白髪も、原因は同じで「引き金」が異なるだけ。白髪の原因とは、毛髪に「黒髪のもとメラニン色素」が運び込まれなくなることなのです。

 

黒字部分の出展:FRAGRANCE JOURNAL 2014年3月 30ページ
赤字部分は当サイトによる

 

白髪の本当の原因は、4つ考えられます。詳しくは、「毛髪の科学(全4回シリーズ)」をご覧ください。
⇒ 白髪の原因とメカニズム解明!メラニン色素で黒髪に見える理由とは?

 

若い10代20代の白髪~まとめ

若い10代20代の白髪は、優性遺伝か病気によるものです。病気に該当すると考えられる人は、早めに病院に行かれることをおすすめします。

優性遺伝は、病気でも白髪の原因でもありません。「一般的な白髪」も「若い10代20代の白髪」も、白髪の原因は同じだからです。

白髪の原因とは、黒髪となるための色素メラニンが、髪の毛に運び込まれなくなることです。考えられるのは4つで、そのうち1つ以上が発生すれば、必ず白髪になります。

 

白髪対策の解決法は、以下をご覧ください。
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