白髪染め ヘナカラー

白髪染めで傷んだパサパサの髪を修復するトリートメント効果おすすめ

 

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2020/05/27

 

白髪染めやパーマで深刻なダメージヘアとなって、髪はパサパサに。そんなあなたに、単純明解な答えを提供している図書があります。

著者は現役の美容師であり美容院の経営者でもありながら、カラーリング・パーマ・トリートメントを完全に否定されているのですから、その説得力はハンパではありません。

 

出典:最高のヘナを求めて 表紙

 

2017年5月に芽花舎から発行された「最高のヘナを求めて 髪を美しくする奇跡の植物」。著者は、森田 要さんです。

森田さんによる4冊目の図書となり、一貫して同じ主張をされているため信頼感は増し続け、これまで当サイトでも全てを紹介してきました。美容業界において、稀有な存在といえるでしょう。

 

この図書には冒頭で、カラーリングとパーマによるダメージの、典型的なパターンが示されています。

 

出典:最高のヘナを求めて

 

ヘアカラーやパーマで流行を追ってオシャレになりながら、しだいにパサパサの髪や枝毛が増えていきますが、美容院で施術すれば髪にツヤが戻ったような気がします(図左)。

ところが、髪のパサつきはドンドンひどくなり、枝毛に加えて抜け毛も。美容院でトリートメントして安心するのも少しの間、すぐに髪はパサパサとなり髪の量も減っていきます(図中)。

 

ますます美容院の頻度が多くなって、パーマでボリュームを出し、ヘアカラーで白髪隠し。髪の分け目や地肌が目立つようになり、髪は縮れ毛に。育毛剤によるケアへと進んでいきます(図右)。

そして60代後半からのオシャレにはカツラが必須になるという流れは、当たり前ではなく間違いだと断言しています。

 

 

じつにリアルで生々しい描写が続くのですが、悪循環を断ち切って、本来の艶やかな美しい髪を取り戻す方法はあるのだと。

もちろん目先のオシャレは大事でしょうが、ダメージは確実に蓄積していきます。とにかく、負の連鎖から抜け出すことです。

 

そのための答えは、たった2つだけ。

  • カラーリングとパーマをやめる。
  • 天然100%のヘナカラーを使って、傷ついた髪や頭皮を再生する。

 

具体的な方法を紹介しますので、ライフスタイルを考えるための指針として読み進めてくださいね。

 

白髪染めとパーマのダメージ

白髪染めとパーマによるダメージが、年代とともにどのような変化として現れてくるのか。他人ごとではないと理解していただくために、あえて詳細にお伝えします。

図書に示されている答えが明解すぎて、逆に若いうちは「あー、そう」とスルーしてしまいがちかもしれません。でも、確実に「明日は、我が身」ですよ。

 

 

当記事を読み進めるうえで、基本の知識として、以下の記事を参考にしてください。

白髪染めの成分については、「白髪染めトリートメント~ヘアカラーの成分と頭皮トラブルに要注意!」で徹底的に整理しています。

パーマの真相について、詳しくは「ヘナ白髪染めトリートメント【ヘナとパーマの相性や順番および期間】」をご覧ください。

 

傷んでパサパサの髪 切れ毛や枝毛も(35~44歳)

白髪染めとパーマで流行の髪型を追求してきた結果、しだいに髪が細くなって、艶もなくなり、切れ毛や枝毛も目立つようになり、全体的に髪が傷んでパサパサしてきます。

美容院では力ット、カラーリング、パーマに加えて、トリートメントも利用するように。美容院で月1回カラーリングをすると美しい髪に戻りますが、3週間ほど過ぎると、髪の毛のパサパサが広がってしまいます。

 

髪にコシやツヤがなくなり白髪も目立つ(45~54歳)

白髪が増え、抜け毛も多くなり、髪の分け目が目立ってきます。髪の量が減り、コシやツヤもありません。育毛剤を使い始めます。

若々しい雰囲気を保つために、白髪がでてくると、すぐに美容院でカラーリング。髪に悪いと気づきながら、やめられません。

 

白髪が増えて縮れた髪しか生えてこない(55歳~64歳)

白髪が増えて、縮れたような髪しか生えてきません。髪にはハリ・コシ・ツヤがなくなり、白髪が多くなってカラーリングの回数も増えることに。

頭皮は脂っぽく、生えてくる髪はすでに縮れてペタンとしており、髪型も決まりにくくなります。

 

白髪は増え髪は縮れ薄くなる(65~74歳)

白髪はますます増え、髪の毛は縮れて薄くなります。頭髪はペタンとして、髪の量が減って地肌が透けて見えるほどです。

白髪でない髪は、縮れた毛がほとんどで、どんな髪型をしても似合わなくなってきます。ついにカツラを探し始めることに。

 

すっかり髪が薄くなる(75歳以上)

すっかり髪が薄くなり、頭頂部はハゲていると認めざるを得ない状況に。必要に迫られて、カツラを揃えるようになります。

パーマをかけて、髪のボリュームを保っていた60代。繰り返すほど髪が傷んでいくことに、気がついていたのです。それでも月日はそのまま流れ、ついに今の状態に。カツラは、思っていた以上に高価なものでした。

 

白髪染めで髪がパサパサになる理由

髪がパサパサになった、その根本的な原因とは何なのでしょうか。問題を解決するためには、そこに向き合う必要があります。

白髪染め、パーマ、トリートメントなど、オシャレを追求するため日常的に利用してきたものが原因のはずです。

 

すでに多くの人が体感として気づいているように、最も分かりやすい原因は次の2つで、髪の老化を実年齢よりも加速させています。

  • カラーリング
  • パーマ

 

ところが原因には、さらに続きがあるのです。傷んだ髪をケアするために、美容院で施術しているトリートメント。一時的に潤いが増して髪がキレイになったと錯覚してしまうため、ほとんどの人は問題があると気づきません。

美容院で施術しても、しばらくするとパサパサの髪にもどってしまい、だんだんヒドくなってきませんか?

 

そもそも、髪の毛が潤いを保つ仕組みは、頭皮から出る脂分と汗が混ざり合って作られる皮脂膜(保護膜)によるものです。

トリートメントで人工的に脂分を与えると、頭皮は自ら脂分をだすことを止め、乾燥肌や乾燥毛が進んでしまいます。傷んだ髪をケアしたつもりが、かえって拍車をかけていることに。

 

 

要するに、トリートメントを必要とする髪質にしないことが大切です。そのためには、原因の大元である「カラーリングとパーマをやめる」という結論にたどりつきます。

単純明解な答えにもかかわらず、実行するのは難しいでしょう。かと言って、身についた習慣を続けるかぎりは、平均年齢より若い段階で白髪が増え、薄毛も進みます。化学物質によるダメージは、着実に体に蓄積していくのですから。

 

カラーリングやパーマを続ければ続けるほど、髪も頭皮もどんどん傷んでいき、白髪は増え、髪の毛が細くなり、髪の分け目が目立つようになります。

そして薄毛が目立って白髪が増えると、美容院に通う頻度も増すことに。ボリュームをだそうとパーマをかけ、髪は傷んで薄毛をさらに進行させる、悪循環はスピードアップするばかりです。

 

 

カラーリングやパーマを続けていた人ほど、その進行が速いのが特徴だそうです。ということは、髪にお金をかけている人ほど、皮肉なことに傷みの進行は速いことになります。

将来のカツラと、自分本来の美しい髪、どちらを選択するのか、全ては習慣で決まります。もちろん、決断は早いほど良いわけです。

 

パサついた髪のダメージケア~基本的な考え方

カラーリングやパーマによる、パサついた髪のダメージケアをするうえで、おさえておくべきポイントは4つあります。

一度に全てをクリアーするのは難しいかもしれませんが、確実に達成するよう心がけておきたいものばかりです。

 

カラーリングとパーマの使用をやめる

いくらオシャレを追求しても、頭皮や髪の素材自体が壊れてしまっては、元も子もありません。魅力的な髪型は、頭皮や髪を健康な状態に整えることから始まります。

白髪染めやパーマに使う化学物質は、髪や頭皮の組織にダメージを与えてしまいます。素材を壊さないよう、まずはカラーリングとパーマに頼らないことから始めるべきです。

 

洗髪回数とシャンプー剤・トリートメント剤の量を減らす

洗髪すると頭皮の脂分が減り、それを習慣にしてしまうと、頭皮の脂分が減ったことに体が気づきます。その結果、体が過剰に脂分を分泌するようになってしまうのです。

そのため、頭皮はかえって脂っぽくなり、毛穴をふさいで脱毛につながってしまいます。洗髪の目安は、2~3日に一度くらいが適当だろうとのことです。

 

 

また、シャンプー剤・トリートメント剤の量が多いと、頭皮に残って毛穴をふさぐため、生えてくる髪にも力がなくなってしまうので注意してください。

 

傷んだ髪の完全修復は難しい

傷んだ髪を修復して徐々に切りながら、長い目で見て髪型を整えていく必要があります。

髪質や頭の形を考慮し、しかも3か月先、6か月先のイメージをもって髪型を作る、そんな腕の良い美容師さんとの出会いも大切でしょう。

 

天然100%ヘナのトリートメント効果

ヘナカラーは白髪を染めるだけでなく、髪のトリートメント効果、頭皮を健やかにする抗酸化力があります。その結果として、傷んだ髪の再生を促進し、頭皮をケアして、髪にハリ・コシ・ツヤが増すわけです。

図書ではさらに踏みこんで、ヘナカラーを頭皮にしっかり塗ることで、頭皮の余計な脂分を取って育毛を促進し、髪が増えることも確認できるようになるとさえ記述されています。

 

ヘナカラー(ヘナ白髪染め)の全体像については、以下の記事を参考にしてください。
ヘナカラー(ヘナ白髪染め)~数千年の時を重ね脈々と受け継がれる伝説

 

白髪染めで傷んだ髪を修復する方法

最後に、傷んだ髪を修復する方法として、具体的に2パターンが図書で提案されているので紹介します。

方向性として、白髪を染めるのか生かすのかという違いだけで、基本的な考え方は既に述べたとおりです。

 

 

いずれのパターンも、まず最初にヘナカラーで頭皮を整えて、薄毛や縮れ毛を解決するところからスタートします。

あとは、髪型を作り上げていくうえで、白髪をベースとするのかしないのか、お好みで選んでください。

 

ダメージケアおすすめ~(その1)白髪を染めるパターン

白髪を染めながら、髪型を作っていくダメージケアのパターンです。

 

  1. カラーリングとパーマをやめる。
  2. 週1回、ヘナカラーを頭皮にもしっかり塗る。
  3. 約3~4か月後、ハリ・コシのある新しい毛が生えてきた頃に、傷んだ髪の毛先をカットする。
  4. さらに週1回のヘナカラーを続ける。

 

図書では1から開始して、8か月後までのビフォー・アフターを比べた例が紹介されており、髪の量も増えていました。

約3年で頭皮が整って、白髪は減り、毛量とツヤが増すことを実感できるそうです。

 

ダメージケアおすすめ~(その2)白髪を生かすパターン

定期的にヘナカラーを続けていくのを負担と感じる人が、白髪を生かして髪型を作っていくダメージケアのパターンです。

根元の白髪を帽子などで隠せる秋から冬にかけて白髪を伸ばしてから、色がそろった時に一気にカットする方法が紹介されています。

 

  1. カラーリングとパーマをやめる。
  2. 目標に到達するまでの時間、コスト、リスクなどを美容師と相談して決める。
  3. ハリ・コシのある髪が育つまで、ヘナカラーを続ける。
  4. 髪が回復したらヘナカラーをやめて、白髪の新生毛が伸びるのを待つ。
  5. ヘナカラーで染まった部分を切って、白髪のみで髪型を作る。

 

図書では、ヘナカラーをやめて(工程4の状態)から、6か月後までのビフォー・アフターを比べた例が紹介されており、パターン1と同じく髪の量も増えていました。

 

さいごに

繰り返しますが、図書に提示されている解決策は、じつに単純明解です。しかも、情報を集めるほど、その主張の正しさが分かってきます。

美容業界の関係者こそ、本当は全員が肌で感じているに違いありません。

 

大切なのは、生活習慣によって何を蓄積していくのか、自らのライフスタイルを決めるということ。

ヘアカラーに比べて色の選択肢が減ることになりますが、自分自身が持つ本来の美しい髪を、生涯にわたって保つ道スジが現実として見えてくるはずです。

 

アセることなく、しっかりと方向性を定めて、着実に進んでいくテーマではないでしょうか。

 

さらに詳しい内容は、以下をご覧ください。
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