白髪染め ヘナカラー

ヘナ白髪染めトリートメント~かゆみアレルギー副作用のない選び方!

 

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2019/10/03

 

2001年10月に出帆新社から出版された、「あたまから元気! アーユルヴェーダで安心美髪・ヘナと家庭療法」。著者は、パティル・シーマ・長澤さんです。

著者はインド生まれのインド人で、ご結婚を機に来日され、ヘナカラーやアーユルヴェーダの講師活動をされています。

 

出典:あたまから元気 表紙

 

すこし視点を変えて、インドのヘナ専門家からみたヘナの選び方に耳をかたむけてみると、消費者には気づかない思わぬ盲点が存在するのです。

長い歴史の中で選択されてきたヘナ、そのメリットを享受するためのポイントとは、いったい何なのでしょうか。まるで、原産地から届けていただいたレポートかのように、新鮮な感覚が漂います。

 

本物の純粋なヘナを選ぶなら、以下をご覧ください。
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ヘナの効果

インド伝統医学のアーユルヴェーダにおいて、ヘナは何千年もの昔から、皮膚病予防、止血、吹き出物、やけど、打撲、防腐剤、皮膚炎等に効果のある薬剤として、使用されてきたそうです。

外用だけなく内用薬としても用いられ、ラジャスタン州の田舎では、今でも牛の不妊治療に使われているとか。

 

ヘナカラー(ヘナ白髪染め)の全体像については、以下の記事を参考にしてください。
ヘナカラー(ヘナ白髪染め)~数千年の時を重ね脈々と受け継がれる伝説

 

 

さまざまな効果のなかでも、やはり髪のトリートメント効果や、頭皮の状態を改善する効果が優れているようです。

ヘナは髪のケラチン(たんぱく質)と化合して、髪の表面をコーティングするので、紫外線や空気の汚染などから髪が守られます。しかも、マニキュアなどのように、少しずつ色落ちすることもありません。

 

1990年2月に、アーナンダ・K・K・シングル・B・チャンダヌビーケーという科学者が発表した論文には、次のようなヘナの効果が報告されているそうです。

  • ヘナに含まれる、ローソニア・アルバという成分は、肝臓の毒素を取り除く。

  • ヘナによって、睡眠が深くなる。

  • ヘナに含まれる、ナフトクウィノンという成分は、生理不順に効果がある。

 

かゆみ・アレルギー・副作用のないヘナの選び方!

著者は何百人もの人に、天然100%の無添加ピュア・ヘナをすすめてきて、一人として「かゆみ・アレルギー・副作用」などで、やめた人はいなかったそうです。では、著者によるヘナの選び方とは、どのようなものでしょうか。

著者は、頭皮にかぶれなどが出たら、混ぜられた化学物質のせいではないか、と主張します。アレルギーというのは、最初はなんともなくても、何年か使い続けるとかぶれる場合もあるので、注意が必要です。

 

【当サイト補足】
そばアレルギーなど、人によっては植物でも、アレルギーになる場合があります。

 

なぜ、天然100%の無添加ピュア・ヘナが流通しないのか。その答えを、著者は単刀直入に語っているのです。

 

天然100%の無添加ピュアヘナが流通しない理由

最高級ヘナの産地として知られる、インドのラジャスタン州。通常の雨水だけで育てると、収穫期は年に1回だそうです。収穫が1回であれば、肥料を使わず、土地もやせることはありません。

じっさいには、売上を求めて、畑に水をまいて年に2~3回収穫しますから、葉に含まれる成分は、どうしても少なくなってしまいます。

 

それだけならば、やむを得ないとしても、さらに消費者ニーズに由来する、深刻な現実があるわけです。

 

 

ヘナによる染まり方は、ヘナの葉の品質や、染める人の髪質によって異なりますが、葉の品質は収穫時期(季節)、水、土質、天日で葉を乾燥させるときの天気などで、違いが出てきます。

曇りの日が多いと葉の緑は濃く、晴れの日が多いと色は明るめになり、葉の粉の色も同じにはなりません。

 

ところが、消費者は単純に、鮮やかな緑色のヘナを求めます。そのため、生産者は緑色に着色された土を使ったり、緑色が濃い他の草の粉を混ぜたり、葉を緑色に着色したりして、きれいな緑色をつけてしまいます。

たとえば、アウリという植物は、牛も食べないほど有害なものですが、製品の緑色を保って重さも増すので、利益優先の生産側にとっては好都合というわけです。

 

なかには、化学染料を混ぜたブラックヘナ、ダークブラウンヘナや、輸入したヘナにマニキュアのような染料を混ぜた製品まであるといいます。

 

かゆみ・アレルギー・副作用のない選び方

ヘナカラーを使って髪がバサバサになってしまい、ヘナカラーをやめたという人も多いようですが、じつは葉の品質に問題があったのかもしれません。かゆみ・アレルギー・副作用のない選び方を知って、本物のヘナカラーを試してから判断したいものです。

 

【ポイント1】髪を染めたときの状態

本物を見分ける第一のポイントは、髪を染めたときの状態。使用して黒髪も少し染まっていたら、化学染料が配合されている可能性が高いです。

本物のヘナカラーを使った場合は、白髪の部分だけが染まって、黒髪は光が当たったときだけほんのり、少し明るく見える程度。つまり、染めた後で髪を光に当ててみて、黒髪が「ちょっと明るい」くらいであれば、大丈夫だということです。

 

 

さらに、2回目の染毛で、違いがより明らかになってきます。天然100%の無添加ピュア・ヘナカラーであれば、新たに伸びてきた白髪の部分と、すでに染めていた部分とでは、やや違う色に染まります。

微妙な違いではありますが、他の人には分からなくても、自分で確かめることはできるはずです。

 

【ポイント2】着色するもの

第二のポイントは、着色するものを確認すること。ヘナはタンパク質のケラチンと化合しますから、ティッシュペーパーなど「たんぱく質を含まないもの」には着色しないはずです。

 

 

ヘナカラーの粉をティッシュペーパーで包み、それが湿気を帯びたときに、色に変化が現れたら、天然100%の無添加ピュア・ヘナカラーではないということになります。

なぜならば、たんぱく質を含まない紙の色が変わったのですから、化学染料が配合されていた可能性が高いということです。

 

【ポイント3】粉末の色

第三のポイントは、粉末の色。天然100%の無添加ピュア・ヘナカラーは、鮮やかな緑色ではなく、茶色っぽい緑(少し乾燥した葉をつぶした色)またはうぐいす色です。

ヘナにハーブ(アマラキ、マハービリングラジ、ハイビスカス、アロエ、ウコンなど)を混ぜる場合は、ハーブの葉や根を天日で乾燥させて粉末にしたものを使うため、よりうぐいす色っぽくなります(水と混ぜると、黒っぽいペースト状になる)。

 

左:ナチュラルヘナ 右:ケミカルヘナ

 

鮮やかな緑色にこだわらないことも、じつは重要なポイントなのです。

 

美容院プロの視点について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒ ヘナ白髪染めトリートメントの効果と安全性~美容院プロがアドバイス!

 

ヘナ白髪染めトリートメント使い方のポイント

ヘナには体温を下げる作用があるため、暑い所に住むインドの人には都合が良いのですが、日本の場合とくに冬は、体を冷やしすぎてしまう可能性があるので、体を温める工夫をしたほうが良いでしょう。

具体的には、体を温める作用のあるオイルをペースト状にしてヘナに入れるか、塗る前にオイルマッサージをしておくといった方法です。アーユルヴェーダでは、ハーブエキス(アマラキやブランミーエキス)入りのオイルをすすめているそうです。

また、エッセンシャルオイルだけでなく、ユーカリ入りヘアオイルを入れることで、ヘナの脂溶性成分が溶けやすくなる効果もあるそうです。

 

ヘナ白髪染め(ヘナカラー)の基本知識について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒ ヘナ白髪染めの頻度と効果や方法~自宅での塗り方と置き時間やコツ!

 

頻度、置き時間、注意点

【マッサージ&塗る時間】10~20分くらい

【置き時間】40分~3時間

【洗い流す】5~10分

 

ヘナカラーを頭皮や髪につけて、一晩待つ人や、テレビを見たり、料理を作ったり、本を読んだりして過ごすそうです。とくに、ハーブ入りヘナカラーは、長く置くほどよく染まります。

洗い流すとき使うのは、お湯または水だけです。翌日からは、シャンプーやリンスをしてもかまいません。2~3日後には、色が少し濃くなってきます。ヘナカラーの色は、2~3ヶ月くらいは取れません。

 

汚れてもいい服を着用してから使ってください。タオルで乾かすときは、ハーブの色がタオルに移る場合があります。

なお、妊娠初期は、なるべく使用を控えてください。

 

【Q & A】

ヘナ白髪染め(ヘナカラー)は、むずかしいですか?

慣れるまでは時間がかかりますが、慣れてしまえば、簡単で楽しみながらできます。

 

どの位の間隔で、トリートメントするの?

3週間~1ヶ月に1回が、適当です。

 

生え際だけとか、部分染めはできますか?

生え際の部分は、他の部分にくらべると、洗顔で少し早めに色が落ちますので、生え際の部分には多めにヘナカラーを塗ってください。生え際だけ、または染めたい部分だけの、部分染めもできます。

 

ヘナ白髪染め(ヘナカラー)の前に、髪を洗う方が良いですか?

通常は、ヘナカラーをする前に洗髪する必要はありません。自然な油ではないものが髪についていたり、なにか強い化学薬品の入ったものを使った後であれば、洗ってから塗ったほうが良いでしょう。

 

ヘナを、どうやって保存するのですか?

ヘナは湿気と紫外線に弱いので、きちんとフタをして、アルミ袋に入れて、タッパー容器などで保存してください。乾燥したところで保存すれば、3年間くらいは保存できます。

 

ペースト状で3日放置、使っても大丈夫?

ヘナのみなら3日間くらいは大丈夫ですが、ハーブ入りヘナカラーはカビが生えてくるので、そうなると使えません。もし、初めから作り置きするつもりであれば、卵などの混ぜ物をしないことと、ときどきかき混ぜるのがポイントです。

 

まとめ

天然100%の無添加ピュア・ヘナカラーを試すことが重要で、鮮やかな緑色は最優先ではありません。選ぶときに、本末転倒とならないよう、注意してください。

たんぱく質を含まないティッシュペーパーや、黒髪に着色したら、「天然100%の無添加ピュア・ヘナカラー」ではない可能性が高いといえます。着色のしかたという視点も、判断の方法に加えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、商品パッケージのうたい文句だけで選ぶのではなく、配合されている成分にも注意を向けてください。

 

さらに詳しくは、以下をご覧ください。
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