白髪染め ヘナ

白髪染めヘナにインディゴを混ぜる染め方?時間と頻度やり方の決定版!

白髪を気にせず、ストレスのない快適な毎日!
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

2019/04/14

 

2017年2月に主婦の友社が発行した「色の名前事典507」によれば、インディゴとは藍(あい)の青を表わす色の名前、藍は茜(あかね)と共に人類最古の植物染料で、藍染の歴史は紀元前にまでさかのぼるそうです。

 

出典:色の名前事典507 表紙

 

インド藍に由来する色「インディゴ」の名前は、以下のように変遷し、インディゴの染料がインドから渡来したことを物語ります。

  • 1300年代:インドブルー(Inde blue)またはインディブルー(Indy blue)
  • 1573年 :インディボゥディアス(Indebaudias)
  • 1599年 :インディコ(Indico)
  • 1654年 :イングリッシュインド(English Inde)
  • 1830年代:インディアンブルー(Indian blue)

 

そのインディゴをヘナに混ぜることによって、ヘナの明るいオレンジ色をダークブラウンに変えるといっても、絵の具を混ぜるような単純ワザではありません。

ヘナとインディゴの特性を考えた場合、どのように染めれば、ヘナの独特な色を変えることができるのか?

 

日本の美容院プロと、インドのヘナ専門家による図書を参考にしながら、その答えを見つけだすのが、当記事のねらいです。

両者のアプローチや考え方は、微妙に異なりますが、共通部分に目を向けることによって、次のような結論を得ることができます。

  • インディゴというのは、単独で髪に着色する染料ではない。
  • まずヘナで髪を「コーティング&染色」してから、インディゴを重ね塗りすることで、黒系に近づく。
  • または、インディゴ等のハーブとヘナを同量ずつブレンドし、ヘナの色味をおさえながらくり返すことで、染まり具合がダークブラウンに近づいていく。

 

なお、当サイト全体の結論を「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、合わせてご覧ください。

 

白髪染めヘナとインディゴ~日本の美容院プロ

白髪染めヘナとインディゴを混ぜる染め方について、最初に参考とするのは、2017年5月に茅花舎が発行した「最高のヘナを求めて 髪を美しくする奇跡の植物」。

著者は、美容院の経営をしながら、日本全国でヘナの普及活動を行っている、森田 要さんです。

 

出典:最高のヘナを求めて 表紙

 

まずは、日本の美容院プロが、ヘナとインディゴをどのようにアレンジして使っているのか、具体的なアドバイスに学んでみましょう。

 

ヘナとインディゴを混ぜる染め方

インディゴを混ぜる前に、ヘナは染め方によって色味も変わる、ということを知っておく必要があります。

ヘナ本来の特性によるもので、いつも同じ色に染まるのではないということ。オレンジ色といっても、個人差があるわけです。

 

ヘナの葉に含まれるローソンという赤色の色素は、髪の主成分であるケラチン(たんぱく質)にからみついて、白髪を赤に近いオレンジ色に染めます。さらに、傷んだ髪のキューティクルの隙間から入りこんで、髪を補修する効果も。

白髪部分が染まるオレンジ色は、葉の品質、染める人の髪質、染める頻度、気温、体温、ヘナと水を混ぜたペーストのかたさ、塗った後の置き時間などによって変わります。

 

 

初めて染めたときは、明るいオレンジ色ですが、繰り返し染めることで、深みのある落ち着いた色になってきます。これは、染色したオレンジ色が3~4ヶ月ほど色持ちするため、ヘナが重ね塗りされていくことによるものです。

オレンジ色のセロファン紙を何枚も重ねていくと、しだいに深みのある落ち着いた色になっていくのと、同じ原理といえるでしょう。

 

髪の色素量が少なく、髪質が茶色い人は、ヘナを重ね塗りすることでワインレッドのような深い色になりますし、黒い画用紙に赤色で描いてもよく分からないのと同じように、黒髪の色は変わりません。

以上のように、ヘナを何度か塗っていくと、明るいオレンジ色から落ち着いた色になっていくのですが、それでも赤オレンジ系の色を好きになれない場合には、インディゴを併用することになります。

 

インディゴを混ぜる染め方のポイントは、2段階に分けて施術することです。

 

時間、頻度、やり方

時間、頻度、やり方のすべてにおいて、この2段階方式を意識することが、最大のポイントとなります。インディゴは酸性に弱く、アルカリ性で染まる性質があり、ヘナは水に混ぜると酸性に。

2つを混ぜてしまうと、ヘナもインディゴも、力を充分に発揮することができません。2段階染めにすることで、ねらった効果を得られるというわけです。

 

そもそも、自然のハーブであるインディゴには、ヘナのようにトリートメント効果がある成分は含まれていません。刺激も強いため、量を多く使うと、髪がパサついてくることもあるようです。

さらに、インディゴの色素だけではキレイに染まらず、緑っぽい灰色になってしまうため、色落ちしやすいのです。

そのため、最初にヘナを施術して、髪をコーティングしてオレンジ色に染めてから、インディゴ系の染料を上塗りするという2段階方式にします。

白髪が染まったオレンジ色に、インディゴをプラスすることで、髪が黒色に近づくというわけです。はじめからヘナとインディゴをブレンドした粉を使っても、どちらの効果も中途半端になって、うまくいかないそうです。

 

まず最初に、ヘナを施術して頭皮を整え、髪へのトリートメント効果を発揮させます。置き時間の目安は1時間、頻度は1ヶ月に2~3回で、理想は1週間に1度です。

そして、ヘナを洗い流してから2~3日以内に、インディゴがメインのハーブ染料を施術するのがベスト。ちなみに、インディゴは水と混ぜてから時間が経過すると染まらなくなるので、すぐに使用してください。

 

白髪染めヘナとインディゴ~インドのヘナ専門家

白髪染めヘナとインディゴを混ぜる染め方について、次の参考図書は、2001年10月に出帆新社が発行した「あたまから元気! アーユルヴェーダで安心美髪・ヘナと家庭療法(以下、同書と呼ぶ)」。

著者は、インド生まれのインド人、ご結婚を機に来日され、ヘナの普及活動を行っている、パティル・シーマ・長澤さんです。

 

出典:同書 表紙

 

ヘナとインディゴのルーツともいえる、インドの伝統医学アーユルヴェーダにもとづいて、自然植物による白髪染めを説く著者。いったん頭の中にある知識を捨てて、本家からの純粋なアドバイスに学んでみましょう。

 

ヘナとインディゴを混ぜる染め方

この図書には、ヘナやインディゴの特性、混ぜる方法、染め方のパターンなどが、かなり踏みこんで記述されています。著者によれば、インディゴ単独では着色しないし、色も長持ちしないそうです。

ヘナやインディゴ以外にも、染料として使われるハーブは、紫根(シコン)、ウコン、ハイビスカスなどありますが、それらを使って黒く染めるためには、化学物質による触媒のはたらきが必要だと主張しています。

 

その意味で、著者はインディゴを染料として使うのではなく、ヘナの色味を調整する役割を持つハーブの1つと、位置づけているようです。

つまり、アーユルヴェーダで育毛促進や頭皮のケアにすすめるハーブ(ブランミー、バジル、マハーブリンガラージ、アマラキなど)を、ヘナと同じ量だけ混ぜ合わせた「ハーブ入りヘナ」を使うことで、ヘナの色素がおさえられて、ヘナ 100%のように派手には染まらないというもの。

 

 

「ハーブ入りヘナ」を何回か繰り返し使ううちに、派手な明るい色から、ダークブラウンに染まるようになります。この考え方によって、ヘナの利用方法を広げていくことができます。

もちろん、ヘナだけでも、髪を洗うたびに手間ひまかけて重ね塗りをしていくことで、ブラウン系に染めることもできるわけです。

 

さらに、ハーブとのブレンド比率を変えて(ヘナ1に対して、ハーブ6)、ハーブがメインの「ヘナ入りハーブ」を使うことで、髪に色が着かないトリートメントにすることができます。髪を染めることなく、頭皮を丈夫にして、髪のダメージを回復させるというものです。

また、ヘナやハーブが頭皮を守るため、「ヘナ入りハーブ」で洗髪することによって、市販の白髪染めを使ってもかぶれなくなった、という事例もあるそうです。

 

時間、頻度、やり方

白髪の量に応じて、ヘナとハーブ(インディゴなど)を使い分けるやり方です。もちろん、時間や頻度も、染める目的によって異なってきます。

 

白髪が全体の30%まで

ヘナの葉のみを使用。

白髪はオレンジ色に染まる。

トリートメント効果で日焼け止めにもなり、黒髪も光を反射してツヤツヤに見える。

色がつくのに、20分くらいかかる。色持ちは3~4ヶ月。白髪が伸びてきたら、また1~2ヶ月で染める場合が多い。

 

白髪が黒髪より多い

ヘナとハーブを、同量ずつ混ぜて使用(ハーブ入りヘナ)。

思ったより、派手な茶色に染まることがある。

ヘナのみに比べて、ツヤは少ない。

色がつくまで、少なくとも1時間はかかる。色持ちは2~3ヶ月。白髪が伸びてきたら、また1~2ヶ月で染める場合が多い。

 

白髪を染めたくない、または黒髪をより黒く保つ

ヘナ1に対して、ハーブ6(ヘナ入りハーブ)。

髪は染まらず、頭皮や髪をガードする。

色がつかないので、カラーリング前に使うと、髪や頭皮をガードできる。

トリートメント効果を得るのに、少なくとも10分かかる。ダメージによるが、週に1回が目安。

 

ヘナに調合するハーブの種類と効能

参考までに、「ハーブ入りヘナ」や「ヘナ入りハーブ」を作るために、調合するハーブの種類と効能を掲載します(出典:同書 43ページ)。

 

(上段: インド名、学名、和名 )
(下段: 効能)

Neem ニーム、Meliacea indica、センダン

老廃物を排泄して、血液をキレイにする。かゆみに効く。

 

Indigo インディゴ、Indigofera tinctoria、コマツナギ

髪に栄養を与え、かぶれなどをケアする。

 

Bramhi ブランミー、Centela Asiatica、ツボクサ

神経器系の働きをよくして、心を落ち着かせる。

 

Bhringaraj ブリンガラージ、Eclipta Alba、タカサブロウ

髪を黒くする。育毛促進。

 

Basil バジル、Ocimum Sanctum、バジル

血液循環を良くする。頭をスッキリさせる。

 

Jaswand ジャスワンド、Hibiscus Rosa Sinensis、ハイビスカス

乾燥した毛穴と頭皮に潤いを与える。髪をしなやかに。

 

Nagarmotha ナガルモタ、Cyperus Rotundus、ハマスゲ

余分な油の汚れを吸収する。

 

Bawachi バウチ、Psoralea corylifolia

かゆみに効き、傷を治す。

 

Orange Peel オレンジの皮、Citrus Aurantium、オレンジ

頭皮を清潔にして、炎症をおさえる。

 

Trifala トリファラー、

Emblica officinalis / Bibitaki(Terminalia belerica) / Haritaki(Terminalia chebula)、三種類の果物

弱酸性なので、人工的な毛染めやシャンプーなどによる、頭皮のダメージを回復させる。フケにも効果的。

 

Turmeric ターメリック、Curcuma Longa、ウコン

血液をキレイにする。

 

Amalaki アマラキ、Emblica officinalis、コミカンソウ

頭皮を若返らせる。

 

Kumari クマリ、Aloe(Spp. Liliaceae)、アロエ

保湿効果。細胞を新しく作る。

 

白髪染めヘナとインディゴを混ぜる染め方~まとめ

白髪を染めるときは、ヘナやハーブ(インディゴなど)の特性を理解して、使用すると良いでしょう。はじめからヘナとインディゴを混ぜる染め方では、黒系の色を求めても、思うような結果は得られません。

ヘナによるトリートメント効果を得ながら、インディゴの色をヘナに重ねて塗ることにより、ブラウン系に染めることができます。ハーブ(インディゴなど)でヘナの色味をおさえながら、すこしずつ重ね塗りしていくという方法もあります。

また、ヘナのみを使う場合でも、繰り返し染めることで、明るいオレンジ色から、深みのある落ち着いた色になってくる、ということも覚えておいたほうが良いでしょう。

 

当サイト全体の結論については、「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、合わせてご覧ください。

 

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