白髪の改善 白髪と頭皮マッサージ

白髪の予防と対策~極上美髪に効果がある頭皮マッサージの内容とは?

白髪を気にせず、ストレスのない快適な毎日!
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

2019/07/28

 

2014年8月1日にワニブックスが発行した、「人気ヘッドセラピストが教える 極上美髪のつくり方」。著者は、美容家の平瀬貴文さんです。

 

出典:極上美髪のつくり方 表紙

 

ヘッドスパについては、すでに総集編を掲載しましたが、さらにこの図書を取り上げた理由は、技術的な部分を超えて大事なことを、教えてくれたからです。

単なる見た目の美しさだけでなく、「本質的な美」を求めるために、何を心がけるべきなのか。ヘッドスパシリーズの締めとして、ふさわしいのではないでしょうか。

 

当記事の前半では、美髪マッサージの具体的な内容を紹介します。美髪効果については、当サイトで取りあげることが少ないため、斬新な内容となっています。

後半は、白髪に関する図書の主張と、当サイトがこれまでに整理してきた内容を、比較したものです。

 

ちなみに、「ヘッドスパ」の名称は、美容器具メーカーであるタカラベルモント社が平成14年に命名し、平成15年に商標登録されたそうです(出典:Wikipedia 「ヘッドスパ」)。

 

なお、白髪対策の解決法については、以下をご覧ください。
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

▽画像のクリックでも記事を読めます▽

 

頭皮マッサージによる美髪

白髪を考えるうえで、薄毛との関係を無視することはできないので、当サイトとしても頭皮マッサージを、何度も取りあげてきました。今回は、白髪や薄毛の先にある、美髪がテーマです。

図書の最初に述べられているのが、栄養の優先順位についてです。当サイトでも頻繁に主張している考え方ですが、人間の体は生命の確保に最も優先順位を高くするよう、本能的にできているということ。

 

頭髪は命にかかわる部分ではありませんから、かりに栄養が不足した状態となった場合には、頭皮まで栄養がまわらなくなると考えられます。

同じような考え方として、漢方理論では頭髪を「血の余り」と説きます。血の不足した(栄養が足りない)状態だと、抜け毛や白髪などの毛髪トラブルが発生するというのです。

 

 

著者もこの考え方から始めて、体も髪も「表面的な美」ではなく、「本質的な美」を追い求めるべきと説きます。運動・睡眠・ストレスなどを含めた、健康的なライフスタイルを心がけることが、結果的に「本質美」を生み出すのだという主張です。

1ヶ月に1度、サロンでトリートメントをしても、1年で12回にしかなりません。残りの353日を、自宅でどのようにケアするかが重要ということです。そのサポートをするために、この図書では、具体的なテクニックも紹介しています。

 

つまり、美髪は美容師がつくるのではなくて、個人個人の生活の積み重ねによって生み出されるもの、と述べられています。まったく、その通りではないでしょうか。

白髪対策については、「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、ご覧ください。

 

「頭皮マッサージ」=「顔のマッサージ」

この図書が強調しているのは、頭皮と顔の皮膚は同じ「1枚の皮」だということ。「頭皮マッサージ」イコール「顔のマッサージ」、皮膚も筋肉も血流も、緊密に連携しているのがポイントとなります。

プロのヘアメイクは、女優やモデルをメイクする時には、顔に加えて頭のマッサージもするそうです。すべてつながっているため、頭皮マッサージによって顔がリフトアップして、小顔効果も期待できるといいます。

 

顔には、さまざまな役割を持った筋肉が複雑に入り組んでいて、すべてが頭の筋肉とつながり、その中を血液が循環しているのです。

 

出典:極上美髪のつくり方 16ページ

 

【A 前頭筋(ぜんとうきん)】
眉を引き上げ、額に横ジワをつくる。

【B 上唇挙筋(じょうしんきょきん)】
上唇と鼻翼を引き上げたり、鼻孔を動かす。

【C 口輪筋(こうりんきん)】
口を閉じたり、唇をとがらせる。

【D 頬筋(きょうきん)】
口角を外側に引き上げる。

【E 下唇下制筋(かしんかせいきん)】
下唇を外側に引っぱる。

【F 口角下制筋(こうかくかせいきん)】
口角を引き下げる。

【G 皺眉筋(すうびきん)】
唇を内側下方に引き寄せ、眉間に縦ジワをつくる。

【H 眼輪筋(がんりんきん)】
眼を閉じる。

【I 小頬骨筋(しょうきょうこつきん)】
上唇を引き上げる。

【J 大頬骨筋(だいきょうこつきん)】
口角を引き上げる。

 

頭頂部の「棒状腱膜」は、前頭部の「前頭筋」、後頭部の「後頭筋」、側頭部の「側頭頭頂筋」の3方向から、常に引っ張られています。そのため血管が圧迫されて、頭頂部にいくほど血行が悪くなります。

また、前頭筋がゆるむと額にシワが、側頭頭頂筋がゆるむと目尻が垂れ、後頭筋がゆるむとアゴのラインが下がるので、頭皮マッサージが効果的だそうです。

 

出典:極上美髪のつくり方 17ページ

 

具体的な方法

【ステップ1】後頭部の頭皮を両手でほぐす。

両手の親指を耳の後ろのくぼみにあてて、10本の指を均等に後頭部を支えるようにあてます。すべての指に同じ力を加えながら、らせんを描くように、頭頂部に向かって動かし、頭皮をほぐしていきます。

頭皮全体を動かすイメージです。下から上に向かう動きを、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 18ページ

 

【ステップ2】生え際の1.5cm後ろを刺激する。

「神庭(しんてい)」は、リラックス効果のあるツボ。正中線(体の中心線)上で、額の生え際から約1.5cm後ろ側のところです。

両手の中指を重ねて、垂直に力を加えます。息を吐きながら、ゆっくりと1秒かけて押してから、そのまま1~2秒止める。それを、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 19ページ

 

【ステップ3】頭の中心を刺激する。

「百会(ひゃくえ)」は、その名のとおり、さまざまな健康効果がある万能のツボ。左右の耳の一番高い位置を結ぶ線と、正中線が交わるところにあります。

両手の中指を重ねて、垂直に力を加えます。息を吐きながら、ゆっくりと押す動作を、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 20ページ

 

【ステップ4】首筋上のくぼんだ部分のやや下を刺激する。

「あ門(あもん)」は、後頭痛に効果があるツボです。まず、後頭部の髪の生え際にある、「盆の窪(ぼんのくぼ)」と呼ばれるくぼみを探し、その少し下にあります。

両手の中指を重ねてツボにおいて、頭を後ろに倒す力で、自然にゆっくりと押す。それを、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 21ページ

 

【ステップ5】首の後ろの筋肉2本の外側を押す。

「天柱(てんちゅう)」は、頭痛や疲れ目に効果があるツボ。後頭部の髪の生え際で、首の縦に走る太い筋肉の、すぐ外側にあります。

両手の親指の腹をあてて、残りの指で頭を支えて、頭を後ろに倒す力で自然にゆっくりと押す。それを、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 22ページ

 

【ステップ6】耳の後ろのくぼみを押す。

「完骨(かんこつ)」は、頭痛やめまいに効果があるツボ。両耳の後ろに出っ張った骨の、すぐ後ろにあるくぼみです。

両手の親指の腹をあてて、残りの指で頭を支えて、頭を後ろに倒す力で、自然にゆっくりと押す。それを、3回くりかえします。

 

出典:極上美髪のつくり方 23ページ

 

【ステップ7】頭皮を下から上へ引き上げる。

ステップ1~6までの効果を、ステップ7で整えます。両手の5本指を髪の中にかきいれて、生え際から頭頂部に向けて、頭皮を引き上げる。顔のリフトアップもしているイメージで行うと、効果的です。3回くりかえします。

 

【ステップ8】大きく口をあけて、「あ・い・う・え・お」。

最後に、顔の筋肉をほぐすステップです。できるだけ口を大きく動かしながら、「あ・い・う・え・お」と言います。3回くりかえすことで、頭部と顔の皮膚や筋肉や血流のバランスが整うそうです。

 

白髪の予防・対策と頭皮マッサージ

この図書には、「メラニン工場を活性化させて、白髪を予防&改善!」という章があります(92ページ)。白髪の原因と予防・対策法が記述されているので、当サイトの考え方と比較してみます。

 

【白髪の予防と対策 その1】

「毛根に負担がかかるので、白髪を抜くのは禁物」、と記述されています。わずか2行ですが、内容には賛成です。

白髪を抜くと、どうなるのか? 詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪を抜くと増える?抜いたらはげる?切るほうがいいですか?

 

【白髪の予防と対策 その2】

「白髪の予防や、発毛促進に効果がある栄養を摂取すること」、と記述されています。これもわずか2行ですが、当サイトも体全体のバランスを最優先させることを前提に、賛成です。

さらに詳しく栄養面から整理しましたので、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪の原因と栄養の関係まとめ~毛髪と栄養状態の意外な調査結果とは

 

 

【白髪の予防と対策 その3】

頭皮マッサージによる血行の促進によって、栄養分が毛乳頭に届けられて、メラニン工場が活性化し、白髪の予防や対策になる、という内容の記述があります。

全身の血液の量は一定ですから、頭皮の血流量が増えれば、他の部分は逆に減ってしまうはずです。しかも、血流アップの状態が、持続するとは考えられません。

 

頭皮マッサージが、毛髪に及ぼす影響とは何なのか、驚きの結論を得ました。以下の記事を、参考にしてみてください。
⇒ 白髪の原因と予防や対策まとめ~頭皮マッサージの効果がついに判明!

 

【白髪の予防と対策 その4】

規則正しい生活でストレスを減らすことによって、メラニン工場が正常に稼働し、白髪の予防になる、という内容の記述があります。

規則正しい生活には大賛成ですが、ストレスは白髪と関係ありません。

 

白髪とストレスとの関係について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪の原因とストレスの関係?なぜ増える医学からメカニズムを解明!

 

白髪の予防・対策と頭皮マッサージ~まとめ

頭皮マッサージのシリーズ最後として、美髪を取りあげました。白髪や薄毛の予防・対策から、さらに先にあるテーマといえます。紹介した図書で、印象に残るのは、次の言葉です。

「美髪は美容師がつくるのではなくて、個人個人の生活の積み重ねによって生み出されるもの。」

 

髪のケアは、大半が自宅で行われます。そのための具体的なテクニックも掲載しましたので、参考にしてみてください。

体も髪も「表面的な美」ではなく、「本質的な美」を追い求めるべき。そのためには、運動・睡眠・ストレスなどを含めた、健康的なライフスタイルを心がけること、という主張に大賛成です。

 

なお、以下の2点だけは、図書と見解が異なる部分でした。

  • 頭皮マッサージによる毛髪への効果は血流ではない。
  • ストレスと白髪は関係ない。

 

白髪対策の解決法は、以下をご覧ください。
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

▽画像のクリックでも記事を読めます▽

 

-白髪の改善, 白髪と頭皮マッサージ