白髪染め ヘナカラー

白髪染めの影響は頭皮ダメージではげる?薄毛や抜け毛より凄いデータ!

 

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2020/05/27

 

2015年10月に消費者庁が、「酸化染毛剤は、特にアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすい」と警告しました。酸化染毛剤とは毛染めの薬剤で、白髪染めにも配合されます。

1818年に過酸化水素、1863年にパラフェニレンジアミン(酸化染毛剤)が発見され、それらを組み合わせて、白髪を染める方法が発明されたのは1883年。それから、じつに100年以上が経過しているわけです。

 

 

消費者庁の報告よりも13年前、「NPO法人 食品と暮らしの安全基金」が発行する「食品と暮らしの安全」で、酸化染毛剤の危険性が指摘されています。

2002年 1月号(No.153)および6月号(No.158)の告発から始まり、やっと2015年12月号(No.320)で消費者庁の報告が取りあげられるという経緯をたどりました。

 

出典:食品と暮らしの安全 表紙 左から
2002年 1月号(No.153)
2002年 6月号(No.158)
2015年12月号(No.320)

 

消費者庁は、白髪染めの影響による皮膚障害(頭皮のダメージ)を警告していますが、それが直接的な「薄毛・抜け毛・はげる」の原因というわけではありません。

ところが、「食品と暮らしの安全基金」が北里研究所に依頼した調査の結果には、髪や頭皮をはるかに超えて、「乳がん細胞の増殖」や「子宮重量の減少」まで報告されているから驚きです。

 

消費者庁の報告書に記述されているように、白髪染めに配合される酸化染毛剤の有害性は、「理美容師や皮膚科医のあいだではよく知られている」常識です。

2008年7月にメタモル出版が発行した「美髪再生」。著者は、美容師であり美容院経営者でもある、塩田 鹿納命さん。長年にわたって美容院の最前線で活躍されてきた著者は、次のように述べています。

 

出典:美髪再生 表紙

 

【美容室で繰り返されていること】

カラーリングで傷んだ髪を見て、美容師はトリートメントをすすめてきます。トリートメントはコーティング剤入りですから、サラサラした感じにはなります。 しかし、元の素材はカラーリング、パーマでボロボロになっています。

カラーリングやパーマをするとき、美容師は必ず「髪が傷まないようにしますね」と言います。しかし、美容師は一転して、次に来店したとき、「髪が傷んでいますね」とまったく違うことを平気で言って、トリートメントをすすめたりします。

 

美容室という現場では、美容師と顧客とのあいだに、深い溝が存在するようですね。

当記事では、白髪染めに配合される薬剤が、カラダにどのような影響をあたえるのか、すべてをまとめて整理します。

 

白髪染めの影響~薄毛・抜け毛・はげる?

白髪染めに配合される薬剤による影響のうち、まず最初に、「皮膚障害」と「薄毛・抜け毛・はげる」の関係を整理しておきましょう。

髪や頭皮に与えるダメージの詳細については、後ほど具体的な根拠とともに解説します。

 

消費者庁が警告したのは、白髪染めなどのヘアカラーリング剤に含まれる酸化染毛剤が、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすというものでした。

公益社団法人 日本皮膚科学会(創立は明治33年)が公表している、「接触皮膚炎(かぶれ)に関するQ&A」の内容にしたがって、「アレルギー性接触皮膚炎」を要約すると、次のようになります。

 

  • 細菌やウィルスなどの病原体、刺激性の物質が皮膚に触れることによって、炎症(かゆみ、ヒリヒリ感を伴う)を起こすことを、接触皮膚炎(かぶれ)と呼ぶ。
  • 接触皮膚炎(かぶれ)には、刺激性接触皮膚炎と、アレルギー性接触皮膚炎がある。
  • 刺激性接触皮膚炎は、石けんや化学物質(強酸性、強アルカリ性)によって、皮膚が刺激されて起こるかぶれ。体質と関係なく、誰でも起こる可能性がある。
  • アレルギー性接触皮膚炎は、アレルギーのある人だけに起こるかぶれ。アレルギーとは、特定の抗原(体内に侵入した異物)に対して敏感になった状態のこと。

 

白髪染めに配合される薬剤が、毛根にダメージを与えるというデータはないので、直接的な「薄毛・抜け毛・はげる」の原因とはならないでしょう。

じっさい、「酸化染毛剤やアレルギー性接触皮膚炎」と「薄毛・抜け毛・はげる」の関係を示す根拠は、見当たりません。

 

後に解説する髪のダメージによって、髪の水分やたんぱく質が流出し、ハリやコシがなくなり細くなることが、薄くなったように感じる原因と考えられます。

また、薬剤による炎症(かぶれ)で頭皮の状態が悪くなって、抜け毛が発生する可能性はあるかもしれません。

 

白髪染めの影響~北里研究所の凄いデータ

白髪染めと同じ薬剤による影響は、髪や頭皮だけではないことを、2002年に「NPO法人 食品と暮らしの安全基金」が公表しました。

北里研究所に依頼した調査は、ヒトの乳がん細胞・皮膚細胞に対する実験と、マウスによる実験の2段階となります。調査したヘアカラー製品名は以下のように公表されていますが、全く同じ製品はすでに流通していないかもしれません。

  • サロンドプロ エッセンスインカラー ナチュラルブラウン(株式会社ダリア)
  • ビューテーン ヘアカラー体験 キャラメルベージュ(ホーユー株式会社)
  • プロスタイル ナチュラルカラー ナチュラルブラウン(カネボウ株式会社)

 

そもそも論として、製品の説明書に対する問題提起がなされていました。常識的に考えると、説明書をすべて読むと使う気が失せるとも。たとえば、

  • 妊娠・生理中に使用してはいけない」とは、使用すると何らかの影響があらわれるということ。
  • 腎臓病、血液疾患の既往症のある人は使用禁止」とは、骨髄のような造血臓器に影響を与えることを意味する。
  • 倦怠感、動悸、息切れ」は、アナフィラキーショックの症状。

【補足】
アナフィラキーショックとは、強いアレルギー反応のためにショック状態になること。 ハチに刺されたり、特定の食物を口にした場合などが原因となる。

 

それらの問題提起は、実験の対象となっていませんので、真偽は不明です。実験で使用された製品とは異なりますが、説明書の具体例を掲載しておきます。

 

出典:ケンコーコム
(赤字は当サイト)

 

ヒトの乳がん細胞・皮膚細胞に対する実験結果

生理食塩水に溶かしたヘアカラーリング液を、ヒトの乳がん細胞に添加して、細胞の増殖を測定しています。

3つの製品すべてが、乳がん細胞を増殖させました。ヒトの乳がん細胞はエストロゲン(女性ホルモン)が存在すると活発に増殖するので、配合される物質が女性ホルモン作用(環境ホルモン作用)を持つことを意味します。

 

出典:食品と暮らしの安全

 

次は、ヒトの皮膚細胞に与える影響です。先ほどと同じように、ヘアカラーリング液を正常ヒト表皮細胞に添加して、細胞から分泌されるサイトカインの分泌量を観察しています。

3つの製品すべてが、何も添加しないグループ(対照群)に比べて、約3倍の炎症性サイトカインを分泌しました。このことは、かりに皮膚に変化がないように見えても、細胞レベルでは炎症性の変化が起こっていることを意味します。

 

出典:食品と暮らしの安全

 

マウスによる実験結果

3つの製品を塗ったマウスは、子宮の重量が減少しました。女性ホルモンの働きをする物質が体内に入ると、子宮の重量は増加するはずです。

ところが減少したということは、環境ホルモン作用よりも子宮に対するマイナス作用が強いことを意味します。

 

出典:食品と暮らしの安全

 

ちなみに、胸腺、脾臓、肝臓、腎臓の重量は変化しませんでした。つまり、薬剤が子宮に影響を与えるという事実が明らかになったということです。

さらに、女性ホルモンで増加するたんぱく質の発現に関する実験も行っていますが、あまりに専門的すぎるので、当記事では割愛します。

 

白髪染めの影響~髪や頭皮へのダメージ

消費者庁による警告は酸化染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎ですから、白髪染めの影響によって頭皮にダメージがあることは明らかです。

ここでは、頭皮のみでなく、髪への影響も含めて整理しておきます。

 

例えば、次の製品には4種類の薬剤を使用していることが分かります。

  • 1剤:パラアミノフェノール、パラフェニレンジアミン
  • 1剤:強アンモニア水
  • 2剤:過酸化水素水

 

出典:ケンコーコム
(赤字は当サイト)

 

髪へのダメージ

白髪染めに配合される薬剤の働きによって、髪へのダメージは非常に大きなものとなります。

  • 1剤のアルカリ剤(強アンモニア水)が、髪のキューティクルを開くことで、薬剤を髪の内部に浸透させる。
  • 1剤の強アンモニア水と、2剤の過酸化水素水が反応して発生した酸素により、メラニン色素を分解して脱色する。

 

さらに、キューティクルが開いて崩れることにより、髪の内部から水分やたんぱく質が流出して、髪のハリ・コシがなくなり細くなることにつながってしまいます。

 

出典:新ヘア・サイエンス 表紙
(日本毛髪科学協会)

 

出典:新ヘア・サイエンス 38ページ
(ヘアカラーによる髪の損傷)

 

頭皮へのダメージ

白髪染めの影響による頭皮へのダメージは、酸化染毛剤によるものだけではありません。強アンモニア水、過酸化水素水もまた、頭皮に対して大きなダメージを与えるのです。

たとえば、厚生労働省は、それぞれの薬剤に対して次のような警告をしています。

  • パラフェニレンジアミン:皮膚・眼に強い刺激、アレルギー性皮膚反応を起こすおそれがあり危険。
  • アンモニア:皮膚・眼に強い刺激があり危険。
  • 過酸化水素:皮膚・眼に強い刺激発がん性があり危険。

 

【パラフェニレンジアミンの危険性】

 

【アンモニアの危険性】

 

【過酸化水素の危険性】
以上3つの出典:厚生労働省

 

白髪染めの影響~さいごに

白髪を染める製品は白髪染めだけでなく、カラートリートメントなども含めてさまざまです。白髪染めの影響があまりにも大きいため、他の製品が持つリスクは注目されないようです。

ところが、じつは各製品が髪を染めるのは要するに染料であって、染料のリスクは酸化染毛剤と変わりません

 

つまり、髪や頭皮のケアを化学物質に頼るかぎり、蓄積するリスクの量は増すばかり。いっぽう、白髪を染めるのに、化学物質をまったく使用しない方法は存在するのです。

たとえば、古くから世界中で「白髪染め&トリートメント」として利用されてきた、植物のヘナ(henna、ヘンナ)によるヘナカラー。

 

ヘナカラー(ヘナ白髪染め)の全体像については、以下の記事を参考にしてください。
ヘナカラー(ヘナ白髪染め)~数千年の時を重ね脈々と受け継がれる伝説

 

出典:Wikipedia「ヘンナ」

 

ヘナ(henna、ヘンナ)の葉に含まれるローソンと呼ばれる色素が、髪のケラチン(たんぱく質)と結合して天然の白髪染めとなるうえに、繊維質が髪の表面を包んでトリートメント効果もありツヤが増します。

さらに、抗酸化力で頭皮を健康な状態に保ち、髪のハリコシを増す効果さえあるのです。

 

しかも、手軽に自宅で使うことができますから、美容院で施術するよりも圧倒的に経済的。

化学物質によるリスクが完全にゼロの、天然100%ナチュラル染料によって、「白髪は染まり」「髪にツヤが出て」「髪のハリ・コシが増し」「安全・安心」「経済的」なのですから、あらためて注目すべきではないでしょうか。

 

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