白髪染め

白髪を目立たなくする方法&雑誌モデル60名の白髪染め事情&用語集

2018/11/02

 

2015年6月30日に(株)主婦の友社が発行した、「髪悩み解決! 大人が輝く ヘアカラーカタログ」。なんと雑誌モデルが約60名ほど登場し、内容も盛りだくさんです。

 

大人が輝く ヘアカラーカタログ 表紙
(以下、同書と呼ぶ)

 

この中から当記事では、3テーマを整理して掲載します。

 

【サロンに行く直前1週間はこうして乗り切る! 突然白髪が目立たなくなる! 劇的スタイリング術】
白髪の気になる女性にとって、基本の技術ではないでしょうか。

【大人のヘアカラー白書】
約60名の雑誌モデルや美容師たちにアンケートしたもので、(雑誌モデルたちの)白髪染め事情をデータで読み取ることができます。

【知っていると得する? ヘアカラー用語集】
ヘアカラー全般の基本用語を確認します。

 

全般的に美容院の利用を前提にした感じの書籍ですが、当記事としては中立的な内容を選びました。

特に、雑誌モデル約60名のアンケートというのは、なかなかお目にかかれないデータなので、注目してみてください。

 

白髪を目立たなくする方法

後にアンケート結果も掲載しますが、多くの白髪染めをしている人にとって、1ヶ月ほど経過した頃が気になる時期となってきます。あと1週間を快適に過ごすための、白髪を目立たなくする方法(スタイリング術)が紹介されています。

 

ロング編

ビフォー

1) 特にトップの分け目がしっかりついていると、白髪の生えぎわが目立つ。

2) 髪がペタンコだと、全体的に寂しい印象。

3) あごの後ろ(フェイスラインの内側)の生えぎわも、丸見えだと新しく生えてきた白髪が目立ってしまう。

 

(同書 40ページより)

 

アフター

4) 立ち上がりをつけて分け目を隠すと、白髪も目立たない。

5) ふんわりとボリューム感を出すことによって、若々しい雰囲気に。

6) あごの後ろの生えぎわ(フェイスラインの根元)を、見えないようにスタイリング。新しく生えてくる白髪も、気にならなくなる。

 

(同書 40ページより)

 

ポイント:根元を見せない
  • はじめは下を向いて、髪を乾かすのが鉄則。髪の根元をゆすりながら乾かし、かきあげると自然なふんわり感がでる。
  • フェイスラインの髪を乾かすときに、髪の内側から風を送るのはNG。根元が立ち上がって、目立つ。
  • マジックカーラーは、すべてを後ろ向きに巻くと前髪の根元が立ち上がってしまう。前2つは前方向、後ろ1つは後ろ方向に巻く。
  • フェイスラインの生えぎわを隠すため、毛束を前に引き出すようにしながら、アイロンで巻く。
  • 最後のスプレーは、上からかけるとボリューム感がつぶれてしまうのでNG。毛束を指で持ち上げ、空気を含ませながら、ふんわりと空気感を出す。

 

ボブ編

ビフォー

1) ストンとしたストレートでは、根元を隠していくときにメリハリをつけにくい。

2) 3) 分け目やフェイスラインの生えぎわに目がいきやすいため、根元の白髪が目立つ。

 

(同書 42ページより)

 

アフター

4) トップにボリュームを持たせることで、全体的にメリハリをつけることができる。

5) 6) 分け目をつけないふんわりとしたスタイル、顔周りの生えぎわも隠れているので、白髪が伸びてきても目立たない。

 

(同書 42ページより)

 

ポイント:トップに高さを出す、分け目をつけない
  • 根元を指先で振りながら、毛先をすべて前の方向にいくようにして乾かす。
  • ロールブラシを入れて、トップの根元を立ち上げ。サイドにふくらみをもたせるのは、ボブスタイルではバランスが悪くなりNG。
  • トップにマジックカーラーを巻くときは、3つとも前方向へ。サイドに巻くと、横に広がって太って見えるのでNG。
  • 根元に指を入れて、スプレーを根元にかける。表面からかけるのは、ボリュームがつぶれるのでNG

 

雑誌モデル60名の白髪染め事情

さすが主婦の友社、登場モデルにアンケートして、記事にしてしまいました。白髪染めアンケートの母集団が、雑誌モデル60名というのは、めったに見ることのできないデータではないでしょうか。

白髪が気になったのは いつから?

(同書 6ページより)

 

この白髪染めアンケートで得られた結果は、当サイトが把握している、日本人の平均的な白髪イメージと一致します。その姿とは、

「30代の後半から白髪が生え始めて、50歳頃に頭髪の10~50%が白髪になり、55歳頃には頭髪の約半分は白髪、男性よりも女性のほうがやや早い」というものです。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
白髪の年齢は平均いつから?女性の髪の毛は20代と40代50代で全く違う

 

どの部分の白髪が気になる?

(同書 7ページより)

 

人によって場所が異なるものの、ほぼ全員が、全体よりも部分的な白髪を気にしています。はじめに取り上げた「白髪を目立たなくする方法」の、価値が高まったともいえるでしょう。

 

(同書 7ページより)

 

上段はモデルに対するアンケートの結果で、下段は美容師がモデルの白髪の状態をチェックした結果。2つを見比べても細かな点は分かりませんが、「自分の想像より白髪は多い? 少ない?」で、きれいに3通りに分かれるのは興味深いところです。

「暗めの色で染めている人は、実際よりも白髪を多く感じる傾向がある」という、美容師のコメントがありました。

 

美容院と自宅 白髪染めの割合は?

(同書 10ページより)

 

この結果は、対象が雑誌モデルならではかもしれません。ホームカラー(特に暗めの色)でムラになった場合の、美容師の率直なコメントは、「じっくり時間をかけて、白髪を染め直していくしかありません」。

多くの美容師のコメントは、ホームカラーにしろサロンカラーにしろ、あらためてカラー剤による髪へのダメージが深刻であることを物語ります。

 

目立つ白髪 染める?抜く?切る?

(同書 12ページより)

 

白髪を抜くことに対しては、美容師もみんな反対で、ハサミで切るようアドバイスしています。

「白髪を抜くと増える」という言い伝えは本当なのか、科学的に整理しました。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
⇒ 白髪を抜くと増える?抜いたらはげる?切るとハゲる正解はどれ?

 

次の白髪染めが気になる期間は?

(同書 13ページより)

 

新たな白髪が生えてきたときに、根元部分の色が抜けたと、感じてしまうことも多いようです。1~2ヶ月も気にならない33%の人を、もっと掘りさげて欲しかった。

 

白髪染めの用語【手法】

ローライト

ベースとなる髪よりも暗めの色味を部分的に加えることによって、奥行きや立体感を生み出す手法。全体的な印象として、引き締まった感じを与える効果もあります。

 

ハイライト

ローライトとは逆に、ベースとなる髪よりも明るめの色味を部分的に加える手法。気になる白髪の周りにハイライトを入れて、明るい部分を作ることによって、全体的な印象として白髪が目立ちにくくなる効果があります。

 

ホイルワーク

ローライトやハイライトを入れるときに、髪をアルミホイルで分離して塗り分けていく手法。ホームカラーでは真似することのできない、美容院ならではの技術といえるでしょう。

 

スライシング

髪の毛束(パネルと呼びます)をスライス状に取って、その部分を全て染める手法。髪全体を染めるのではなくて、カラーをポイントで見せたいときに使う方法です。パネルの幅を調整することによって、全体の色味や立体感の表現を変えることができます。

 

ウィービング

コームの柄で縫うように細く毛束を取って、その部分のみを染めていく手法。細かく取った場合は他のカラー部分とのなじみが良くなり、太く取った場合は目立たせることができます。

 

トナー

カラーリングをシャンプー台で行う手法のことで、カラー剤をもみ込みながら染めていきます。通常のカラーリングよりも短い時間で行うことができ、ダメージもおさえられます。トナーで使用するカラー剤のことを、トナーと呼ぶこともあります。

 

リタッチ

カラーリングを行なった後に、新しく伸びてきた白髪の根元部分だけをカラーリングする手法。根元の新たな白髪を、すでにカラーリングしている髪の色味に近づけるために行ないます。

 

グラデーション

カラー剤の明度を変えたり、放置時間を調整しながら、少しずつ色を変えて染めていく手法。髪の根元を暗めにして、毛先に向かって明るく染めていきます。髪に立体感を出す効果があります。

 

炭酸シャンプー

頭皮の古い角質、脂質、残った白髪染めなどを炭酸水に吸着させて、シャンプーといっしょに洗い流す手法。頭皮をキレイにし、新陳代謝を促進させる効果が期待できると言われています。

 

白髪染めの用語【薬剤】

レベル

ヘアカラー剤の明るさを表す単位を、レベルと呼びます。ほとんどのメーカーは「1~20レベル」の範囲で定めており、一般的に言われる日本人の地毛の明るさは「4~6レベル」。同じレベルでも、メーカーによって多少明るさに差があります。

 

クリア

カラー剤を薄めるために使用する、染料を含まない薬剤の名称で、ライトナーとも呼ばれます。毛先部分などは、カラー剤をそのまま使うと濃く染まりすぎてしまうので、クリアを混ぜてカラー剤の濃度を下げて使います。

 

オキシ

カラー剤と混ぜて使う薬剤で、過酸化水素水のことをさし、ニ剤とも呼ばれます。地毛の持っている色素を抜きながら、新しいカラーを浸透させるはたらきをします。

 

白髪染めの用語【毛髪】

褪色(たいしょく)

色落ちすることを、褪色(または退色)といいます。暗めの色味の方が落ちにくいものの、毎日のシャンプーによって、少しずつ色落ちすることは避けられません。

 

新生部と既染部(きせんぶ)

新たに髪が伸びた部分を、ヘアカラー用語では新生部と呼びます。新生部は一度もカラーをしていない、まっさらな髪。個人差はありますが、髪の毛は一ヶ月で約1cm伸びると言われています。

中間から毛先部分の、既にヘアカラーを施している部分を、既染部と呼びます。

 

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