白髪の予防と改善

白髪シミなし西太后の逸話~美容法やアンチエイジング食事レシピとは

白髪を気にせず、ストレスのない快適な毎日!
白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法

2019/04/14

 

2012年12月20日に主婦の友社が発行した、「74歳までシミ、シワ、白髪、ボケなしで生き抜いた 西太后のアンチエイジングレシピ 門外不出の宮廷美容食を、いまあなたに」。

著者は、薬膳料理家の、阪口珠未さんです。

 

出典:西太后のアンチエイジングレシピ 表紙
(以下、同書と呼ぶ)

 

西太后という名前、日本人にはあまり、馴染みがないかもしれません。

1644年から1912年まで、中国とモンゴルを支配した最後の統一王朝が、清王朝です。西太后は1852年に18歳で清王朝の宮廷に入り、1908年に74歳で逝去しました。その3年後に、清王朝は滅亡します。

 

滅びゆく大帝国の、最後の50年間に君臨し、政治の実権を握り続けました。平均寿命が45歳ほどだった時代に、74歳まで若さと健康を保ち、70代でも少女のような白い肌で、長い黒髪には1本の白髪もなかったといいます。

1日の食費は1千万円、食卓には常に100皿以上が並んだそうです。この図書とともに、西太后の歩んだ道と宮廷美容食を概観してみます。

 

なお、当サイト全体の結論を「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、合わせてご覧ください。

 

西太后の逸話

西太后は、エホナラ族という満州族の一派の出身で、特に「絶世の美女」というほどでもありません。その西太后がなぜ、咸豊帝の妃として、宮廷に迎え入れられたのか。長い歴史が生み出した、新しい視点からの物語と逸話がありました。

 

1835年 北京で生まれる。

1852年 18歳で清王朝の宮廷に入る。

1856年 長男(のちの同治帝)を出産する。

1861年 夫の咸豊帝崩御。同治帝が即位して、西太后が政治の実権を握る。

1874年 同治帝崩御。西太后の甥が光緒帝として即位する。

1889年 政治を光緒帝に譲る。

1894年 日清戦争

1898年 光緒帝を幽閉して、再び政治の実権を握る。

1900年 義和団事件で北京から逃げる。

1902年 再び北京に戻る。

1908年 74歳で逝去する。

1911年 清王朝が滅亡する。

(出典:同書 60ページ)

 

名家出身の美貌の妻が、実家と手を組んで王朝を滅ぼした事例が、過去に数多くありました。そのため清王朝では、「そのような基準でお妃を選ばない」という、仕組みにしていたそうです。

清王朝では、美貌も家柄もそこそこの、「普通の女性」を妃に求めたといいます。

 

そこで生まれたのが、「選秀女」という、お妃選びのオーディション。候補者がずらりと並ぶ中で、最後は皇帝が直接面接をして決めたのです。

西太后は、公文書の読み書きができたので、当時の女性としては優秀だったのでしょうが、著者は「たまたま運が良かったのだろう」と述べています。この時点から西太后は、権謀術数の真っただ中で、波乱万丈の人生を送ることになりました。

 

中国には、「騎虎難下」ということわざがあるそうです。「いったん虎の背中に乗ってしまったら、二度とおりることはできない。おりてしまえば、虎に食い殺されるから」という意味です。

西太后の人生も、まさに「騎虎難下」そのものだったのではないでしょうか。

 

 

対外戦争と内乱に明け暮れた、この時代の中国において、唯一の「華」ともいえる西太后は、美に対してどのような探求をしていたのでしょうか。

 

白髪もシミもない美容法

70代にして、白髪もシミもなかった西太后。真珠、宝石、絢爛たる刺繍、花、旅、観劇、オシャレ大好き、観音様のコスプレ写真まで残っているといいます。オフタイムには、美容のみならず、思いつくかぎりの探求を続けました。

京劇を熱心に庇護したことで、清王朝の末期には、宮廷演劇や宮廷音楽が大きく発展したそうです。

 

出典:新潮劇院ホームページ
(撮影:木村武司)

 

菊、はす、白もくれん。屋敷には数千の鉢が並び、食卓にはバラ、ジャスミン、はす、きんもくせいなどの花びらで、料理に彩りを添えたそうです。3500個の真珠で作られた、ショールをつけていた、という記録もあるとか。

当然のことながら、美容にも熱心で、野生のバラの石けんで入浴した後に、スイカズラの化粧水を全身に塗り、真珠の粉末(美白効果があるそうです)を飲み、「美顔ローラー」も使っています。

 

中国全土から食材が寄せられ、漢方や薬膳を積極的に取り込んだからこそ、平均寿命45歳の時代に74歳まで、1本の白髪すらない美と若さと健康を、維持することができたのでしょう。

この図書には多くのレシピが登場しますが、当記事では、西太后のカルテにもあったといわれる、「美の五大食材」を紹介します。

 

安心・安全な白髪対策については、「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、ご覧ください。

 

アンチエイジング食事レシピ

この図書では、アンチエイジング食事レシピを紹介する前に、健康に対する考え方が記述されています。この考え方が、宮中カルテに残されている内容なのか、著者独自のものなのか明確には示されていませんでした。

食材を5つ選ぶ際の重要な部分なので、簡単にまとめておきます。健康で美しい体の状態を、「気・血・水」のバランスがとれていることと定義しています。

 

【気】
中国伝統医学で必ず登場する概念で、体の中を巡る「活動エネルギー」と「精神エネルギー」のことです。「血」と「水」を体じゅうに運ぶ、原動力となります。

【血】
現代医学の血液と同じ概念で、全身の細胞に酸素と栄養を運びます。「血」の不足イコール「栄養」の不足で、肌のトラブルや抜け毛・白髪の原因となります。

【水】
血液以外の水分(尿、汗、リンパ液、唾液、消化液など体液すべて)のことです。体を内外からうるおし、老廃物の排出や免疫の調整を行います。

 

滋養強壮~山いも

山いもは、滋養強壮効果の高いアンチエイジング食材として、胃腸の弱かった西太后が、好んで食べた特効素材だったそうです。

 

 

【効果】

「山薬」と呼ばれて、漢方の生薬としても活用され、胃腸を守り、疲労回復効果が高く、肌のつややかさを保つ働きがあるそうです。

最新の栄養学では、DHEA(女性ホルモンや男性ホルモンを作るのに必要な物質)を、豊富に含むことが認められているとのこと。

  • 疲れ、気力が出ない
  • 胃腸が弱い、下痢をしやすい
  • かぜをひきやすい
  • 肌のハリが気になる

【食べ方】

生でも加熱しても、効果は変わらないそうです。

 

脳の老化予防~くるみ

常に100皿以上が並ぶ西太后の食事において、必ず木の実が含まれ、特にくるみは大好物だったそうです。

 

 

【効果】

木の実は大木の源であるため、薬膳においては、生命エネルギーを強める食材として、重宝されているそうです。

特にくるみは、形が脳に似ていることから、脳の老化予防に使われてきたようです。栄養学的には、血液をサラサラにする、良質の脂肪酸が豊富だそうです。

  • 寒がり、がんこな冷え
  • 腰がだるい
  • 忘れっぽい
  • 肌が乾燥ぎみ

【食べ方】

油で揚げず、調味なしで、プレーンなものが良いそうです。

 

補血効果~黒ごま

70代の西太后には、1本の白髪もなく、黒髪は「からすのぬれ羽」のようにつややかだった、と記録されているそうです。

美髪美容のために、飲んでいたメニューには、黒ごまがたっぷりと使われていたとか。

 

 

【効果】

薬膳では、食材の黒や赤は血と同じ色とされ、補血効果があると考えるそうです。栄養学的には、黒の色素はポリフェノールで、血液をサラサラにする効果があります。鉄分やカルシウムが豊富で、貧血にも効果が高いようです。

  • 抜け毛、白髪
  • めまい、立ちくらみなどの貧血症状
  • 肌や髪のカサつき
  • 寝つきが悪い

【食べ方】

いり黒ごまや、練りごまを使うと、良いそうです。

 

保湿効果~鶏手羽

西太后の食事には、鶏や豚の皮を料理した、「肉皮(ロウピー)」がよく登場したそうです。

 

 

【効果】

薬膳では、鶏手羽や豚足を、保湿効果の高い食材とするそうです。豊富に含まれるコラーゲンが、体を内側からうるおす、と考えます。肌だけでなく、関節の動きをなめらかにするのにも、使われるようです。

  • 肌の乾燥
  • 肌のハリ、シワ
  • ひざ、ひじなどの間接
  • のぼせ、ほてりなど更年期障害

【食べ方】

鶏手羽、豚足、豚耳、魚など、皮も残さず食べると、良いそうです。

 

デトックス効果~大根

宮廷では、あまり食べられなかった食材でしたが、西太后は体の中から美しくなるために、メニューに加えていたそうです。

 

 

【効果】

「気」をおろし、食べすぎや消化不良による毒素を排出する効果が高い野菜、とされるそうです。肌をしっとりと白くする、ともいわれているようです。

  • 脂っこい料理
  • 便秘がち
  • おなかが張る、消化不良
  • 太りやすい

【食べ方】

消化不良には生で、肌をしっとりさせるには火を通してやわらかくすると、良いそうです。

 

当サイト全体の結論については、「白髪染めトリートメントしながら健康で丈夫な髪と頭皮を手に入れる方法」に整理しましたので、合わせてご覧ください。

 

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